2024/09/11

ダンプのUターン事故「プロのドライバーだから大丈夫」は通用しない。ベテラン・バイアスとは

 火曜朝は26.9度!


徐々に秋の気配

わあ今日はうろこ雲と低層雲のセットだよ

二重でいい感じだね
このままツーリング行きたい笑

やむなく着いた笑

テカテカになったオイルシール笑

あれ?ブレーキフルード漏れてる?

いやテカテカしてるだけか
最近細かいとこ見えないんだよ^^;)

後ろは熱の宝庫笑

帰りの暗さが秋を物語る

プラスチック黒くなったね笑

おーテカテカしてるじゃん
厚塗りしたからね笑

さてこないだダンプのノールックUターンとトレーラーの衝突を
目の前で見たから
幹線道路走るの恐くて・・
もし前にトレーラーいなかったら
私がもっとスピード出して突っ込んでたよ・・

ノリックこと阿部典史選手が
このトラックのUターン事故で亡くなってますからね
よく起こることなんだ

仮にもプロのドライバーであるダンプの運転手が
なぜこんな過ちを犯すのか
ちょっと心理学の観点で調べてみた

そしたらヒューマンエラーと労働災害を絡めたいい解説があった
ヒューマンエラーには大きく2種類あって

「意図せず起こるエラー」と
「意図的に起こるエラー」(不安全行動)に分けられる
不安全行動は、意図的に危険な行為を行うこと

ヒューマンエラーで最も多いのは
「危険軽視、慣れ」で、これは
「ベテラン・バイアス」と呼ばれる
つまりベテランやプロであるほど、起こりやすいのだ!

この方のブログも分かりやすい
【不安全行動の防ぎかた(Part2)】~認知バイアスの視点から解説~第13回 | 安全学園~安全担当者のためのブログ~ (anzen-gakuen.com)

同じくヒューマンエラーの分類として
「意図しない行為」と
「意図した行為」(不安全行動)がある
不安全行動に関連する認知バイアスは主に6種類あって
それを今回のダンプUターン事故に当てはめてみるよ

【1.正常バイアス】
なるべくその異常を正常とみなしてしまう
・・これは
「ダンプはUターンするもの」
「これまでにも何千回とUターンしてるし」
「今回も大丈夫だろう」
と安易に油断してしまう
【2.楽観主義バイアス】
自身に危険は無いと考えてしまう
・・これは
「自分は10トンででかいし」
「ちょっと位車やバイクがぶつかっても俺は平気だし」
という気持ちが少なからず働く

【3.同調性バイアス】
まわりの人と同じ行動をとってしまう
・・これは
「でかいから鼻先突っ込めばみんなどいてくれるし」
「先輩方もそうやってる」
と不安全行動を行う
【4.ベテラン・バイアス】
過去の成功体験や経験から自信が付き過ぎてしまう
・・これは
「俺はもう長年ダンプ乗ってるし」
「今までもこのやり方で平気だったし」
と、ベテランほど過信する

 【5.新人バイアス】
経験が浅く、リスクの規模を正当に計れない
・・これも
新人ドライバーは事故の責任の重さをまだ判断できないかもしれない
【6.確証バイアス】
思い込みによって、都合の悪い情報を全て無視する
・・これは
「だってUターンしても、飛ばして突っ込んでくる方が悪いだろ」
と責任転嫁しがちである

と、ダンプのUターン事故は
全て不安全行動の重要項目に当てはまるんですね
(今回はたまたま自分より大きいトレーラーが相手だった)
「プロのドライバーだから大丈夫だろう」
という考えは通用しませんね・・
バイク側も楽観主義バイアスにならないよう気を付けましょう

0 件のコメント:

コメントを投稿