2017/03/11

空冷から水冷へのドラマ

今日は会社帰りに不二家寄って

バレンタインのお返しを購入

洒落たブランドなんて知りません、ペコちゃんしか知りません笑

昨日の空冷の話の続きですが

厳密に言うと当時GT750以外にも水冷はあって
それは初代ホンダ・ゴールドウイングGL1000

1975年の

こちらですね

空冷フィンが無く、まぎれもなく水冷です

さて、この頃ホンダは確か「空冷」にこだわっていた時期があったはず

このGL1000は、そのこだわりを捨てた後だったんでしょうか?

それが書いてあったのはこの本だ
「軽自動車 進化の半世紀」

大御所・本田宗一郎氏の号令で空冷しか作ってなかった
それが1971年のホンダ・ライフでついに水冷を出し
空冷啓蒙主義は終わったんだね 

ホンダのコレクションホールに、その軌跡が展示されてます

本によると、当初ホンダS500、S600のあたりは水冷だったそうだ

ホンダS600のエンジン

確かに写真を見ても、説明を読んでも水冷ですね
 それが空冷に行ったのは、やはり空冷はシンプルな構造であること
コスト的にも有利だったはずでしょう

本田宗一郎の理屈は
「水冷だって結局最後は空気で冷やすんだから、最初から全部空気で冷やせ」でした
ホンダN360は空冷エンジンの名車

ただしエンジンが高出力になるにつれ

空冷はおっつかなくなっていったようです

この強制空冷の複雑な構造を見て下さい
ベルトの向きが変わってます!

結局シンプルが売りだった空冷が本末転倒になっていったそうです

最終的にホンダ・クーペあたりが最後の空冷

販売的にも不振で、創業者の勘による経営の時代は終わりました

1971年、この水冷ライフの登場と同時に本田宗一郎氏は身を引いたそうです

なんだかひとえに空冷、水冷と言っても、ドラマがあったんですね

さてバイクの空冷の750SS、H2は 

写真を見ると分かる通り、スポーツ走行が売りでしたが

空冷シンプルゆえ重量は432lb・・ってなに?笑
あ~ポンドなんだ、kgに直すと195kg

それに対してGT750の水冷は

ウオータージャケットも豪華そうなエンジンですが

車重は550lbって書いてあります
 kgに直すと、約250kg!
750SS H2と50kgも違います

ということで必然的に750SS H2と比べると
GT750はツアラー的になっていったんですね

当時、水冷は重量的に二輪では不利だったかもしれません

その潮流が変わる時が来るのは

まだ空冷の時代、マッハから

超立派な空冷フィン

まだまだ空冷です、GTサンパチから

GT125も空冷ですが

当時得意の裏技、洗濯バサミで表面積を増やし空冷エンジンを冷やす!

RD400も空冷など、1970年代はまだ空冷が主役の時代でしたが

きっと1980年代になってこの水冷RZ250が出て
初めてスポーツ走行も対応した軽量水冷エンジンが登場

そのあとフルカウルの水冷RG250ガンマに続いていく・・
今はスポーツバイクは水冷がデファクト・スタンダード

・・と、変遷をたどっていったのでしょうね

その辺の変遷をあさって旧車のレンタル819でさかのぼってみましょう~

time back ride..

2 件のコメント:

  1. こんばんは。
    自分のR1100RT('97)は、空油冷エンジンでして、停車中の暖機はカウルが焼けるのでNG、走ったらオイルクーラーから油が滲んできます。空冷のフラットツインが欲しいです。

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    1. こんばんは~。
      R1100RTとは、シブいバイクにお乗りですね!
      フラットツインに乗ってる方は皆惚れ込んでますので、
      どんなエンジンなんだろう?と私も気になります。
      歴史も長いし、さぞいいエンジンなんでしょうね!

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