2020/01/13

スズキ・Vストローム250は「低速ワイドレンジ」「公道最適化」6時間試乗インプレッション

1/13はレンタル819のスズキVストローム250を試乗インプレッションしました!

スズキの誇るVストローム兄弟の末っ子、どうでしょう?
http://www1.suzuki.co.jp/motor/lineup/dl250rlzm0/?page=top 

丸富オート長後店へ

Vストロームのタイヤはまだ新品同様

後ろもポツポツ付き

早速試乗です

走行31kmのみのほぼ新車

高速道路の6速100km/h巡航は計算通り約7,500rpm!

ライバルのカワサキ・ヴェルシス250とギヤ比を比較してみよう(出た^^;)
ベルシス250はDOHC4バルブの高回転型のため本来12,000rpm回りますが 

それをもしVストローム250(青線)と同じ10,500rpmシフトにした場合、ほぼ同じギヤ比になります(赤線がベルシス10,500rpm)
Vストローム250の方が2速と3速がハイギヤになってる位だね

駒門PAに着いた
おおっタイヤが 

真冬にも関わらずセンターが消しゴムになってる!
分かるかな、夏のNinja H2のタイヤ(RS10)のように 

このタイヤは冬の冷間時でも食い付きます!
IRCのROAD WINNER!

どうですこのVストローム250の存在感

高速PAでの見え方はこんな感じです

丸富オートさんいわく、普通のお客さんはVストローク250を「大きい!」と言うそうです!

キーはGSX250Rと一緒!まあまあ

出たローストビーフおろし丼^^;)
もう全ていつものルーチンに従って試乗します笑

撮影場所も一緒!(おとといスウィッシュリミテッドで来ただろ^^;)

Vストローム250は中低速に振ったエンジンのおかげで、発進がとてもしやすい

シートも割と低く、初心者に安心だ

こちらが以前試乗したKTM790Adventure
https://blueskyfuji.blogspot.com/2019/11/ktm790adventure17.html

どうですVストローム250、ひけを取らないでしょう!

こちらがだいぶ前試乗したカワサキ・ヴェルシス250
https://blueskyfuji.blogspot.com/2017/06/x250-7.html

どうです、Vストローム250も負けてないでしょう!

スズキの怪鳥伝説健在なり
この口ばしが実はVストロームに恩恵をもたらしてる!?(後述します) 

最初に乗って思い付いた言葉が「低速ワイドレンジ」

中低速トルクが豊かのため、低回転でもアクセルを開けるとエンジンが「グゴッ」と反応します

これが高回転型の250ccマシンだと、低回転でアクセル開けても反応しないんですね
「回転上がるまで無理っす」って笑 

ゆえにVストローム250は低回転でもアクセルの範囲が豊富にあるため
「低速ワイドレンジ」! 

これは乗り易さに直結します

そして高速道路で多用する6速90~120km/hの領域でちょう~どパワーバンドに入ります(7,000~9,000rpm)

この走りがすこぶる気持ちいい
いつも最もパワーの乗る領域で走ってる感じ

最近割と暖かいから間違えてタンポポ咲いてるよ

それらの低速ワイドレンジな走りはGSX250Rの試乗で知っていたのですが
https://blueskyfuji.blogspot.com/2017/05/gsx250r8.html
(Vストローム250と同じエンジン)

今回Vストローム250を高速で試乗してみて
その安定性に驚いた 

お世辞抜きで大型バイクのように安定していた
フロントがびったり安定している 

決して絶対的パフォーマンスの優れたバイクではないので

「剛性」と言えばもちろん新型CB250Rだが
https://blueskyfuji.blogspot.com/2018/06/cb250r7.html

「安定」と言えば250ccクラス1~2位を争う安定性を持っていると思う
(あんた250ccクラスいっぱい乗ってるもんね笑) 

その理由は何だろう?
まさかこの・・長い口ばし?(さらに後述笑) 

まあアドベンチャーバイクはロードスポーツバイクより重量が増えるので安定志向にはなるが

にしてもこの安定性は、250ccクラスにして出せるか?というレベルの高いもの

レンタル819を90台近く乗ると笑、敏感になって差が分かるようになるんです

ちなみにVストローム250は車体もGSX250Rを踏襲してます

一見同じ車体、同じエンジンのバイクには見えないですが笑
いい意味でロードスポーツの性能を持っているんです 

マクロレンズで細かいとこいくよ
フロントはほんとオーソドックスなんです 

ブレーキも、ホイールも、たぶんGSX250Rと全く同じ

タイヤもROAD WINNERはGSX250Rと一緒だ笑

ヴェルシス250と違ってアドベンチャーバイクの中ではかなりロード寄りの性格だね

ヴェルシス250は大径19インチのスポークホイールに、タイヤはTRAIL WINNERです
(オンオフ共用タイヤ) 

ある意味口ばしフェンダーと二重に付くフロントフェンダー

GSX250Rもそうだけど、ここに強力なスタビライザーが付くんだよね
これが好感持てます

フロントフォークがねじれに弱い話は以前書きました笑
https://blueskyfuji.blogspot.com/2019/12/125-outex.html
あんたマニアックだね^^;)

エンジンやエキパイ、ラジエター等はGSX250Rと一緒

Vストローム250はアンダーガードが付くね、アドベンチャーバイクだから

サイドカウル内側にはラジエターのタンクが付いてた(右側)
左側はレギュレーターが付いてたよ 

ラジエターの裏側には電動ファンが1個付く
渋滞時も安心 

エンジンはSOHC2バルブのロングストローク
おかげで中低速モリモリです 

スロットルワイヤーがもろ見え
動きがエキサイティング 

ステップもオーソドックス

ステップホルダーは割とかっこいい、頑丈そう

タンデムステップも頑丈そう
何かを留める穴が両側に空いてる 

マフラーはGSX250Rとちょっと違うかな
このマフラーが若い頃友人が乗ってた
ゴキやザリの音がするんです笑 (なつかし~^^)

リヤブレーキはしっかりした印象

ちゃんと中空ホイール

リヤの足回りもGSX250Rと一緒かな

そうそうVストローム250はセンタースタンドが付く
これがね~いざあるとメンテに重宝するんですよ笑 

世界各国で売る感じのステッカー笑

世界中の人達に合わせるためにも中低速寄りにしたのかもしれません
グローバルスタンダードモデル 

左側もステップホルダーが頑丈そう

サイドスタンドは並笑

ほんとに、先進的で高性能な部分はありません笑

外装いってみましょう
私の読みではこの口ばしが笑 

実はダウンフォースに効いてて、車体を押さえ込んで安定してるのでは?
という仮説にたどり着きました笑 

ヘッドライトはでかい!
釜めしヘッドライトみたいだ笑、これは夜の山中で頼もしいと思うよ 

スクリーンが高速で身体の風を防いでくれる

あ、Vストロームもテイジンのパンライトだ(細かい^^;)

GSX250Rのスクリーンもパンライトだったんだよ
帝人のパンライトって日本初の量産ポリカーボネイト樹脂らしいよ!
https://www.teijin.co.jp/products/resin/pc/

この口ばしさ、すげー頑丈なんだけど
ダウンフォースや整流効果高そうでしょう、前から後ろまで 

先端で車体を押さえることによってかなり力稼いでるんじゃないかな
そして乱流も無くなってフロントが高速で安定している、ってのが私の仮説笑 

サイドカウル(ラジエターガード)も強そうだったよ

ニーグリップもしやすかった

足付きはアドベンチャーバイクの中ではいい方だったよ

シートも最近のバイクにしちゃ柔らかいんだ
久しぶりにお尻に優しいシート笑 

形状はグッド
角ばっててしっかり尻面をホールド 

サイドケースを付けるアタッチメントが頑丈です

テールユニットも頑丈だった

テールレンズ自体はGSX250Rと一緒

キャリアもアドベンチャーゆえ頑丈なのが付くね

たぶんシートレールも強化してあるだろうから
この辺がGSX250Rより高くなった部分だね 

ハンドルはちょうどいい幅だった

ベルシス250には付いてないナックルガードが標準で付く

冬の風防止にもなるかな、手が一番寒いもんね

ミラーは並笑

スイッチ類もほんと普通

クラッチレバーは調整付かないが

ブレーキレバーには調整が付いてた

右側のスイッチもシンプルそのもの

普通のブレーキリザーブタンク

やたらアップになってるハンドル笑
カワサキはハンドルマウントでかさ上げするけど、スズキは全部ハンドルだね笑 

イグニッションはGSX250Rと一緒

これがGSX250Rには無い装備、12V電源ソケット

メーターもGSX250Rと全く同じ

と、良くも悪くもGSX250Rの使えるもんは全部使った感じのVストローム250ですが笑

それがネガにはなってないんだよね

その上でほんとにスズキが真面目にコツコツ作った感じがするな、Vストローム250は
出来は非常にいいです(あんた偉そうだね^^;) 

ナックルガードの最大幅は・・88cm、ほんとにカタログスペックの全幅だ笑

フラットダート走る位ならGSX250Rと同じ車体でもいける笑

これが兄貴分のVストローム650
https://blueskyfuji.blogspot.com/2019/01/v6507.html

これがVストローム250
頑張ってるでしょう! 

絶対重量はVストローム650よりかなり軽いです
初心者でも安心です 

車体は割と大きいので大型バイクにステップアップする時の練習にもなる

スズキってあまりバイクの主張しないから笑、陰に隠れて見えないけど
実はかなり名車です
ヤマハみたく「クロスプレーン!ババーン」みたくアピールすればいいのに笑

これが兄貴分のVストローム650

これがVストローム250
口ばしも負けてないですね笑 

スズキは昔からDR800とかアドベンチャーバイク作ってたので、そのDNAですね

コストダウン、グローバルにも対応しつつ、怪鳥伝説は更なる章へ!

 足柄峠の細かいワインディングもいい動きでした
そこはGSX250Rの車体の強みです 

250ccの中では風格あります

今日もか

秦野ピーナッツソフト笑

足柄峠でタイヤはほぼ皮むいておきました笑

冬は要注意でしょあんた^^;)

このタイヤは大丈夫です!
ハイグリップタイヤは冬だめ^^;)
https://blueskyfuji.blogspot.com/2020/01/blog-post_7.html 

今回ね、ちょっと本格的にテストした

だから燃費悪かった
 GSX250Rの時は燃費リッター33km走ったけど(ほんとに慣らし走行)
  
今回は燃費リッター25kmだったよ
でもおかげでVストローム250の性能を深く知ることができたかな

以上、あまり自己主張しない名車笑、Vストローム250でした!


本日の動画

概要解説↓
https://www.youtube.com/watch?v=LCb3HbYz4FY

6時間試乗インプレッション↓
https://www.youtube.com/watch?v=Xc2qMcr3yrw


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