2020/10/20

ドカティV4の矜持、ラムエア過給には頼らない、デスモドロミックの魔力

 火曜朝は11.0度!

寒いよ!^^;)

そろそろ気温ひとケタになっちゃうじゃん

昨日の霧雨位だったら鋳鉄ローター錆びないな笑
ディスクローターも気にするようになっちゃったよ^^;)

シート磨いてきれいになったんだ
エナメルシート!笑

シートって汚れるよね
色付きのシートだとすぐ真っ黒になるよね^^;)

お、ゴロがいい、102030km

4日間で174km走った

ガス補給

5.03リッター
燃費リッター34.5km位だ

寒くなるとFIが濃くなってちょっと燃費悪くなっていくだろうな

季節を重ねると竹内まりやさんの歌を思い出す♪
https://www.youtube.com/watch?v=JFQGlnxM-xY

さてリッタースポーツバイクの中で

どのバイクが一番「滑らかなエンジン」でしょう?

それは

優等生なホンダのエンジンだと思うでしょう
チッチッチッ違うんですね~
(なにあんた^^;)

答えは

このバイクです
Ninja H2!?

いや今まで100台近くのレンタル819乗ったけど

意外やNinja H2ほど滑らかなエンジンのバイクって、他に無いよ
四輪で言うと、BMWのシルキー6のような感じ


なんでNinja H2は滑らかなの?

それには理由があって

Ninja H2は「圧縮比がものすごく低い」んですね

圧縮比が「8.5:1」というバイクは、他に無いよ

(注:2ストは構造が違うので除く!)

なので「滑らかな気持ち良さ」で言ったら
Ninja H2の右に出る者はいないと思う

なんで圧縮比が低いかと言うと
それは「過給機付きバイク」だからなんだけど

グラフにするとNinja H2の圧縮比がいかに低いか分かるよね
(左から5本目がNinja H2)
とっとこバイクのモンキー125ノーマルより低いし笑

圧縮比はバイクの性格を変える
旧型で圧縮比「11.5:1」だったCBR250RRが

新型で極限の「12.1:1」まで圧縮比を上げたら

ジェントルでシルキーだったCBR250RRが
どう猛なワイルドマシンに変身したからね


爆発的な吸気音の「ガオッガオッ」って音がね

圧縮比が上がってパンチが出た証拠


ではNinja H2と逆に「圧縮比が高い」リッターバイクは?


それはね、このバイクなんだよ、「ドカティのV4エンジン」


圧縮比「14.0:1」という超高圧縮比は他に類を見ない
そうやって自然吸気ながらNinja H2に迫る馬力を出してるんですね

つまり今ここには
「最も圧縮比の低いバイク」と「最も圧縮比の高いバイク」があるんですね笑

ちなみに武川モンキー181は、フルチューンながら圧縮比は「12.5:1」です
「14.0:1」という値がいかに高いか分かりますね

なぜドカティV4は圧縮比を高くできたか?
それは

普通そこまで燃焼室を薄くして圧縮比を上げると
バルブが当たっちゃうんですね、ピストンに^^;)

バルブスプリングが追っつかなくなってずれたりはずんだりした際
致命的な損傷を負う

ドカティの場合そこは
https://www.ducati.com/jp/ja/column/desmodoromic
デスモドロミックバルブという

正確無比な「強制開閉バルブ」を持っている
バルブがブレることは無い

ドカティはV4エンジンにおいてリッターバイクながらこの高圧縮比で15,000rpmも回して平気という超ハイメカを実現した

高圧縮比のトルク感のパンチはすごいよ
街中走ってても「ズビドバズバババッ!」みたいな

(シルキーではない笑)


排気音が大きいのもそのせい(高圧縮比パンチ)



ドカティV4はなぜ「ラムエア過給」を採用しないのか?
ドカティV4はフレームを見てもセンターラムエアダクトは無いし

日本のスポーツバイクに必ず付いてるようなラムエアダクトは無い
これは理由を推測すると

こちとらそんな原始的な風圧を取り込まなくても
既に自分達の力で高圧縮比による充てん効率を高めてあるから!

それがドカティの矜持、プライドなのかもしれない

仮にラムエア過給を施しても、もう馬力は変わらないのかもしれない
だったらラムエア吸気で風圧抵抗を増やすより、カウルで流した方がいい

ドカティV4がパニガーレやストリートファイターでラムエアダクトを使わないのは
そういった理由かもしれない!(あくまで推測です^^;)

逆に圧縮比が高いバイクの難点は、吸気温度がかなり高くなるので
圧縮比「9.0:1」のエンジンの圧縮吸気温度が240度としたら、
圧縮比「14.0:1」のバイクは、それより100度高い340度位になりそうだ!^^;)

ドカティV4が熱を持つのは、そういう理由からですね笑

さすがにそれだけ吸気温度が高くなると、ガソリンの自然発火点は300度位なので笑
https://www.hakko.co.jp/qa/qakit/html/h01080.htm

ほんっとに熱を持つと、吸気してる最中に自然着火して
バックファイヤーによりFI側が燃えるかもしれません!^^;)

それがこのステッカーだな!(アイドリング5分で発火笑)

あらためて、この2台は圧縮比最小と圧縮比最高ね!笑
2台持ってるあんたはマニアだね^^;)


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