2020/11/20

フレームにしなやかさと剛性を併せ持つ技術、ducati V4、bimota TESI H2

 今朝は12.7度


だんだん季節が暖かくなってるような笑

最近毎朝パワーダウンモードに入ってしまう

なんか気温か何か計ってガスが汚いとパワー抑制するんだよね

まあO2センサーキャンセラー付けてO2センサーは外してあるので笑
まだ症状は軽いけどね

帰りは18度だよ

走行中20度まで上がってたよ^^;)

紅葉の色が戻っちゃいそうだ笑

さて今日は「フレームのしなり」について

またAZ-1ネタからいくけど


昔乗ってたAZ-1初号機は


タワーバーは一切無しね
フルノーマル

リヤもバーは無いし

フロントも入ってなかった
これに14年間乗ったわけだけど

その後買ったAZ-1の2号機は

ばっちりリヤタワーバー付き

フロントもクロスメンバータイプのタワーバーが入ってた

それまでタワーバー付きの車に乗ったことなかった私は

こんなバー付けてなんか変わるのかね?と笑

気にも留めてなかったが
実際初めて乗った時は

2号機はやたら足回りが柔らかく感じたんだよね
初号機に比べてね

どっちも足回りは同じノーマルのはずなんだがと思ったが
あとでよくよく考えてみると

2号機は車体剛性がすごく上がったので、車体が一切しならず
足に全部負荷がかかってるんだね

初号機ではある程度車体がしなって車体自身がサスとダンパーの役目をしてたけど
それが無くなって、足だけで吸収してるんだ

ちなみに車体剛性が上がったからコーナリング特性がいいかというとそうでもなくて
ある程度車体がしなってサスやダンパーの役目を車体も受け持った方が

コーナリング特性はいい感じがするな

もしくは車体剛性に見合ったいい足を入れるとかね

例えばフレームが一切しならない笑、KTM390DUKEは
(強靭トラスフレーム)

大型リッターバイク並みのすごいフォークとサスが入ってます!

その代わり直進安定性はすごくよくなった
たぶん車体剛性が上がったからなんだろうけど

車体がしなってフラフラするのが一切無くなった感じ

あとは余談で高速走行すると車体がゴワンゴワンと共鳴音がする笑
初号機では車体の力が抜けてたのが、2号機は全部モノコックボディで受け止めてる感じ笑

同じ車を2回買って笑、乗り比べすると
その位違いが分かります

ということで何が言いたかったかというと笑
「車体のしなりも重要」ってことなんだけど(そうなの?^^;)

バイクの「ピボットレス・フレーム」は
https://www.honda.co.jp/tech/motor/engineer-talk/CBR-RR/episode01/
スイングアームの根元をフレームと分断して、しなやかさを出すためだったんだね
(元はドカティの技術らしい)

その考えを究極に進めたのが
ドカティの新型V4系なんだけど

ピボットレス・スイングアームはもちろんのこと
フレームも前半だけで分断し

小さなビキニ・フレームでね
https://ameblo.jp/ducati-hiroshima/entry-12380784012.html

車体後半はV型エンジン自体がフレームの役目を受け持つ

そうやって各部の剛性は高いが、しなやかさも最大限に出して
究極のワインディング性能を出したんだろうなと思った

まあこのV型エンジンのフォーメーションがあったからできた芸当だと思ったけど
すごいなと思ったのは

ビモータの新型TESI H2ね

これはご存じNinja H2のエンジンですよ
いわゆる普通の直列4気筒エンジン

それでドカティV4のような「バックボーンレス・フレーム」を実現したからね(背中にフレームが無い)

直4エンジンで見事にやってのけた
さすがフレーム師のbimotaですね


これでしなやかさと軽量化の2つを勝ち取った

テージのフロント機構もすごいけど、フレーム技術もすごいと思うんだな

そもそもNinja H2のエンジンはピボットレススイングアーム用じゃないので

ピボットを固定するフレームが必要

細かくはNinja H2はフレームと共にスイングアーム用のバックプレートが入ってて

それをフレームとクランクケースにドッキングして

スイングアームの根元とするんだけど

それをTESI H2はバックフレーム無しでうまくやってきたよね

いたずらにNinja H2と同じ片持ちスイングアームを採用しなかったのもこだわりがあるね
よくもまあここから大きく構造を変えたもんだ

この最大効率化されたフレーム技術は
なんか日本より欧州bimota、ducatiの方が進んでる気がするな

あんたすっかり欧州かぶれになったね^^;)
ええっ染まりやすいんです笑


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