雨でもバイクに乗れるのは幸せなんだよ
今日は過酷な「ピストン」の話
ホンダNR500の「楕円ピストン」は
前例のない形状ゆえ
初期はシール不足で2ストのように白煙を吹き
テストではピストンが粉々に飛び散って姿形が無くなった
その位ピストンというのは過酷なんですね
熱、圧力、高回転・・
どれも半端じゃない
自身の経験で言うと
私の乗ってたヤマハグランドアクシス100は(2スト)
6.66万km走った時点で(オーメンね^^;)
走行中にピストンが「ボーンッ!」と粉々に砕け散った
ピストンの破片がプラグの電極に挟まってたよ^^;)
真っ先に壊れるのはピストンな位、やはり過酷なんだ
そのピストンを
金属用3Dプリンタで作ってしまったというニュースが!
https://response.jp/article/2020/07/15/336598.html
しかもポルシェ911ターボGT2-RS用の!
な、730PSだよ!
いや3Dプリンタって言ったら、もろい材質のしか作れないんだと思ってたら
今や熱を入れて鍛造に負けない位の強度を持てるらしい
3Dプリンタの製造法は、材料の粉にレーザーや紫外線を当てて
ジ~コジ~ココンマ何mmずつ1日位かけて積層してくんだけど
https://classicporsche.jp/articles/detail/684
3D CADデータがあれば何でも作れるんですね
材料自体はマーレのを使ってるらしい
ピストンで世界シェアNo.1なんだ、へえ
ウィキ
マーレは大手自動車部品メーカですね
自動車は部品の集合だから
各々の部品は
大事です
確かにマーレがピストンの展示してるね
さすがに車のピストンだけあって大きいよね
ちなみにこれは
モンキー125の
シリンダーと
ピストンですが笑
やはり小さいよね笑
ポルシェに比べりゃ子供のようです
このきれいなのが武川181ccの4バルブスーパーヘッド用のハイコンプピストン笑
ちょっと大きいね
薄くてレーシーでしょう笑
基本、フルチューンですから笑
寸法もキッチリしてて
なっかなかシリンダーに入っていかなかったよ^^;)
と、ちょっと余談でしたが^^;)
マーレのYouTubeを見ると開発、製造法が分かるね
https://www.youtube.com/watch?v=ztWsivHGL54
なんたってポルシェ用のピストンだからね
3D CADで熱解析や強度解析も行い
こうやってピストン設計できちゃうんだものね、現代は
3D CADデータができたらSTLデータ等を吐き出し、3Dプリンタで造形する
マシニング(切削)で作ったピストンとはまた違った趣き
3Dプリンタの利点は積層方式なので「中州」とか「中空」も作れること
単なるアルミ無垢材からのマシニング切削だけだと、中空は無理だろう
ほんとに粉から固めて作るので、砂上の楼閣みたいだ笑
最終仕上げはやはりマシニングを使うね
粉から掘り出す
まるで古墳発掘だ笑
最終加工を施して寸法検査を行い完成
実際ベンチテストにかけてみて、700PSに耐えることが分かった
まだ箱にはプロトタイプと書いてあるけど
今後金属用3Dプリンタで車バイクの製造方法が変わるかもしれませんね!
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