二輪、特に原付の販売台数などを調べようと思うと
それは至難の業で
実は明確なデータが存在しない
なんたって国土交通省があきらめちゃう位だから笑↓
http://response.jp/article/2006/09/28/86457.html
原付は各市町村の区役所や役場が登録窓口だからね
それを日本全体集めて統計取るのが大変なのでしょう
これは社団法人・原付協会を作らないとだめだな笑
唯一の手がかりとしては
バイクメーカが発表してる販売台数データ
そのメーカのバイクのみだけど
はっきりとした数字には違いない
ということでホンダのデータを見てみると
驚がくの事実が・・
http://www.honda.co.jp/news/2014/c140129a.html
もう二輪なんて
ほとんど日本で売ってないし、日本で作ってないじゃんよ!
おせっかいにグラフにするとこんな感じ↓
ホンダ二輪の世界台数に比べて
日本の台数(赤棒グラフ部分)なんてほんのチョボチョボ
今さら「日本回帰だ」なんて騒いだって
もうどうにもなるレベルじゃない
(四輪の方はまだましだけど)
二輪をよく見ると
日本や北米、欧州などの台数はほんとに少なくて
ピンク色の棒グラフ部分のアジアの台数がやっぱすげえ
アジアって言ったら
大半が原付クラスのバイクだよ
日本のバイクメーカは実は原付が支えてるんだ
大型バイクの台数なんかきっと世界的に見たらチョボチョボだよ
ということでバイクの世界を語るなら
原付を語れないとだめだ笑
・アジアの代表的なバイク
実用に的を絞った堅実な125ccバイクが多い
ヤマハYBR125
・アジアで原付が好まれる理由
比較的に所得が低いので
マイカー(四輪)というのが普及していない
そこに公共交通網が未発達
よって唯一オートバイが生活の足となる
・アジアでタイヤが大きいバイクが好まれる理由
日本の小径10~12インチタイヤのスクーターは好まれず
14~17インチの大きなタイヤのバイクが好まれます
これはつまり道が悪いので
(世界一きれいな日本の道路のように整備されてない)
小さなタイヤのバイクでなんかデコボコ道を走ってられないんだ
だからここにタイホンダの車種ラインナップが載ってますが↓
http://www.endurance.co.jp/thai_list3.htm
スクーターもカブタイプもタイヤが大きいです
かの新型トリシティ125(タイ製)も
フロントは14インチの大径タイヤですね
いやこの大径タイヤ2本分のジャイロ効果はすごかった
ブレずにまっすぐ突き進む
・アジアで積載荷物より重視されるのは、積載人数笑
つまるところ日本のシグナスXは
シート下のトランクボックスを大きく取るために
タイヤを小さくしてる
シグナスXは荷物がいっぱい入ります
これだけ大きなトランクボックスが付いてるんだからね
フルフェイスヘルメットも丸々飲み込んじゃう
それでいてけっこう外装では分からないようにしてる
やるもんだね
でもアジアでは荷物なんてどうだっていいのです
それより「何人乗れるのか?」です笑
なんたってマイカー代わりに原付に乗ってるので
一家四人で乗るなんてザラです
ここのまとめの写真が分かりやすいです↓
http://hapilaki.hateblo.jp/entry/riders
いやはや、日本の常識では考えられませんね
きっとアジアの人から見ると
日本で走ってる1200ccのバイクなんか
スーパーカーみたいなもんなんだろうね・・
そんなバイクに乗ろうと思えばいつでも乗れる日本人は
恵まれてます
ということでアジアのバイクの適応条件をまとめると
下記の通り
・タイヤが大きいこと
・一家四人で乗れること
・1リッターで実燃費40km走ること
・そして何より車両が安いこと
このアジアで日本メーカは市場を押さえているわけだけど
ここは将来性もある
生活が豊かになって、インフラも整備され、高速道路もできて
原付よりもっと大きなバイクが売れ始めるかもしれないし
もっと豊かになって
バイクでなく自動車が売れ始めるかもしれない
その時に市場や販売網を握っていると、強いね
アジアの四輪普及の最大の候補はなんたって
「軽トラ」
いやこれ、経済性も実用性もぴったりだと思うよ
それでいてこんなの日本メーカしか作ってない
アジアは有望です
一生に一度の晴れ舞台のスズキ新型キャリイ笑↓
(東京モーターショー2013にて)
笑っちゃったよもう
でもビジネス的には有望な海外展開性を秘めてます
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