3気筒のMT-09、2気筒のMT-07・・単気筒のMT-06は？

最近ちょっと大型バイクの世界がアツいですが
各社のコストダウンのしかたがそれぞれ違っていて
興味深いです

・ホンダ
徹底したモジュラーデザイン（部品共用）戦略です
ごめんね写真借用

このネイキッドのNC750Sも
ツアラーのNC750Xも
大型スクーターのインテグラも
アメリカンのCTX700も
みんな同じエンジンの同じ車体なんだ
すごいよね

そうやって買い易い手頃な価格を実現した
それでいて威風堂々のスタイルです

・ヤマハ
ヤマハは逆にアンチ・モジュラーデザイン派です
似たようなクラスのMT-09とMT-07でも
エンジンからフレームからスイングアームから全っ部別物

もともと少量多品種が魅力のバイクの世界なんだから
そこは共用しないポリシーらしい
それでいて徹底的な合理化と材料削減で低価格を実現

・カワサキ
大型スポーツバイクの国内認可は取らない
牙を抜かれて馬力ダウンするのがオチだ
それならいっそのこと海外仕様のまま並行輸入車扱いにして
代理店側で自主的に売ってもらおう

そうやって仕向け地仕様と国内正規化費用を減らして
コストダウンする

・スズキ
いやいやそれならフルパワー197PSのまま
国内認可を取るよう努力すればいいんだ
そうして実現したハヤブサのフルパワー国内仕様

そうやって海外からの逆輸入コスト低減を行い
大型バイクの高騰化を防ぐ戦法

みんなやり方違うねー

さて、人間歳を取ると、好きな車バイクが変わってきたりします

私は若い頃は正直ジムニーなんて何の興味もなかった
（オンロード派）

それが今やどっぷりジムニー改の世界です

若い頃は正直泊りがけのツーリングなんてやろうと思わなかった
自分ちのふとんで寝るのが一番だからね

それがどうしたことか歳を取ってから
わざわざ北海道まで行って車の中で寝泊りです

ということで若い頃は単気筒の大型バイクというのは
ほとんど興味なかったんだけど
（ピークパワー派）
今や、何だか、無性に乗りたいものね

単気筒は大きくて重たいピストンを回すので
低速トルクがすごい
（その代わり上はあまり回らない）

そういう楽しみ方もあるんだけど
ビッグ・シングル
今や世界中でほとんどなくなってしまったね

昔はSR400以外に、SR500という大型バイクのSRがあった

今は400ccのみが頑張ってます

ちなみにこれが3気筒MT-09のご先祖様
3気筒のGX750です

もう40年近く前のバイクになるんだね・・

ヤマハには昔SRX-6という
600ccの大型単気筒バイクがあった
http://www.bikebros.co.jp/vb/sports/smeisya/smeisya-21/

当時すごく通な方がこのバイクを好んだ
確かに上は回らないけど
街中のストップダッシュは強い

実質バイクはほとんどが低速走行でしょう
だからそこの対応に的を絞る

ゴルフでも通な方は
かっ飛ばすドライバーよりも
短いアプローチやパットを入念に練習する
実際ゴルフはほとんどがその打数でしょう
と言わんばかりに

外車で唯一あるビッグ・シングル・スポーツは
KTMだね

KTM690 SMC R
http://www.ktm-japan.co.jp/lineup/2014/690smcr

KTM690 SMC Rのこの映像が美しい
http://www.youtube.com/watch?v=vyw1rVG6C-M

とにかく単気筒大型スポーツというのは
四輪の世界では味わえない
バイク唯一の世界です

ヤマハは実はXT660という
オフ向けの大型単気筒スポーツエンジンを持っていたので
これで単気筒オンロードバイクを出すと
面白いかもしれないけど

MT-09の3気筒、MT-07の2気筒と来たら
MT-06の単気筒？笑

まあ通過ぎて台数はあまり見込めないかなっと