2015/03/06

エコカー規制はヘビー級の車が多くなる?

通勤で1日40km以上走るので
4日にいっぺんガソリン補給のシグナスX
178km走って4.9リッター入り、リッター36.3kmの好燃費でした

さて新刊「トヨタの危機」という本によると
EUのCO2排出量規制は2015年までに1km走って120g以内
燃費に換算するとリッター25km以上
これをその自動車メーカの全て販売車の平均燃費で達成すること
届かないと全ての販売車に対し1台あたり95ユーロの罰金
場合によっては数千億円もの罰金に・・
しかもこれは序章に過ぎず、2020年、2025年はもっと厳しく・・

と書いてある(こえーっ)

これは現行プリウスでも達成は難しく
もはや電気自動車でないと車を売れなくなる、という筋書きです
(詳しくは本を買って読んで頂戴)

そんな環境になった時に
車の世界はどのように変わっていくのだろう?
ふざけて予測してみた

・ではガソリンスタンドは無くなるのか?

ガソリンの乗用車は無くなったとしても
ディーゼルのトラックが残ります

重量級のトラックが電気だけで長距離を走るというのは
現実的に難しいでしょう

よってトラックの化石燃料である軽油とディーゼルエンジンは
規制対象外となり、今後も残ります

ガソリンスタンドのお得意様はトラックになります
ディーゼルスタンドって名前に変わるかも?笑

・えせトラッカーが増える?
ガソリンの乗用車が禁止になり、
でも航続距離や充電時間に難のある電気自動車に
乗りたくない民間人は、もしかすると自家用車代わりに
ディーゼルのトラックを買って運転するかもしれません笑

くしくも日本では絶滅した
「1ナンバーの大きなピックアップトラック」が
ディーゼル規制をクリアして復権するかもしれません
ヘビー級の車たちが、ね
日本もアメリカのようなピックアップトラック天国になるかな?笑

・ディーゼルエンジン技術を持つものが強くなる
ということでひそかに人気の出るディーゼルエンジン車を
開発することのできる自動車メーカが強くなるかもしれません

最近で言うとマツダ
なんでもCARトップによると
マツダの最新コモンレール燃料噴射装置は
エンジン1回転で9回も燃料を調整して吹くのだとか
すごいね

・バイクの内燃機関も無くなるのか?

バイクはアセアン諸国で売れてますが
アセアン諸国は電動化は無理でしょう
インフラが整っておらず
電気自体が来てない場所もありそうです

余談でヤマハの販売台数を見てみると
ダントツでアジアの販売台数が一番
アジア=原付スクーター
ヤマハは原付で持っているのです笑
アセアン地域はまだ環境に配慮する余裕はなく
内燃機関が続くでしょう

もしくは燃費がいい生活の足、原付スクーターは
環境規制を免除されるかもしれません

対してハーレーのような先進国ビジネスモデルは笑
すげえ1台あたりの平均単価がどこの国でも200万円以上してる!
電動モーターへの対応が先に来るかもしれません
http://response.jp/article/2015/03/05/245859.html


・ビジネスのドメスティック化が進む
つまるところ化石燃料が厳しくなるのであれば
電動エネルギーに移行できない飛行機は笑
あまり飛べなくなる(ジェット燃料)

同じく電動化できない海上輸送の船も燃料代が高くなり
ガソリンの流通が無くなるとタンカー需要も減り
海上輸送の単価は上がり、輸出入ビジネスが衰退する

すると製品の現地生産化、地産地消が進む
日本向けの車バイクもみな日本国内で作るようになる

ある意味今までのグローバル化とは違った方向に
進むのかもね

外車は高嶺の花へ
なーんてなるかもしれません

もはや車バイクは一寸先もどうなるか分かりませんね

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