シグナスXのような原付スクーターは
ご存じの通りCVTによる無段変速ですが
確かに自分で自由に回転を合わせられない制約はあるけど
(マニュアルミッションは合わせられる)
メリットもあって
CVTはミッションの構造が単純なんだね
ベルト1本とアルミのプーリー板で全て変速できちゃうんだから
鉄のギヤ6個持ってるMT車よりも軽量化できるし
回すのも軽いから
滑ったような走りしてる割にはスクーターは燃費が良い
ツーリングだとリッター42km位走るから
300km走っても7.5リッター程度の給油で済む
またコンパクト設計で
ミッション部もすぐ分離できるようなスクーターのエンジンは
こんなところにも流用されている
BMWの新しい電気自動車i3の
レンジエクステンダー(発電用)の650ccエンジン
すまん日経さんの写真借りるよ
これは実はBMWのスクーターC650のエンジンだそうです
http://www.m-bike.sakura.ne.jp/?p=32128
こんなところで二輪と四輪の技術交流が笑
さて現在の自動車開発は
異種格闘技戦のようにてんこ盛りと先日書きましたが
新しい世界のエレキ設計やIT対応をおろそかにしてはいけません
例えば電子回路はただつなげばいいってもんじゃなくて
ウイスカ現象では(なにそれ)
自動車メーカの根底を揺るがしかねない問題に発展する場合もあります
http://eetimes.jp/ee/articles/1201/11/news083.html
そういった難しい課題を解決できる
エレキパートナーと組んでくのが最善策ですが
そのパートナーが信頼できるパートナーかどうか
しっかり見極めることも必要でしょう
敵か、味方かの判断を
熟知してる同じ自動車メーカどうしの提携でも
うまくいかない時があるほどだから
異の世界のパートナーはもっと難しいかな?
右手で握手しながら
左手でクロスカウンター打つようになったら終わりです
最近は朝日新聞の自動車関連記事も
こんなんばっかだからね・・↓
思うに
テクノロジーが進化して
車は開発するのが大変になったよね
メカ、エレキ、IT、全部対応
逆に家庭用のデジタル電化製品はテクノロジーの進化で
誰でも作れるようになって、商売が難しくなったよね
図にするとこんな感じかな(うわ・・)
そう実は感性に訴えるバイクの開発が
一番平穏なのでは?笑
バイクの世界は
ハイブリッドの話も出てこなけりゃ、エアバッグも関係ない
自動ブレーキもないし、自動運転なんて夢のまた夢です
新型MT-09のセールスポイントは
従来の技術の延長の
エンジン(新型3気筒)、乗りやすさ(構造設計)、デザイン、です
開発視点で見ると
バイクの世界は比較的平和なのかもしれませんねえ
とはいいつつバイクの世界も電子制御は確実に増えてきてます
電子制御のABSも台数が増えてきました
安全を担保するにはエレキ技術の対応も必須だし
対応できないメーカは淘汰されそうです
逆に車も、バイクの感性に訴える部分を
学ぶべきかもしれませんね
あー作る方は大変だ
乗る方は気楽だけどね笑
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