2011/10/04

世の中に無駄は必要か否か

先日ニュルブルクリンクでまた記録が生まれたのだが
今度はアメリカのダッジ・バイパー
ついに7分12秒台まで来た
日本のR35GTRによるポルシェ破りに端を発したニュルラップの戦いは
まさに戦国時代の様相だ

ものづくりの発展に「勝負」は重要な要素なのだが
その典型的な例が「宇宙開発競争」
いやよく書いたなこれ
しかし大国間の競争がなくなった今
スペースシャトルすら退役しようとしている
私が若い頃は宇宙ブームに乗っかって
宇宙戦艦ヤマトとか銀河鉄道999が流行ったけどねえ

一般的には非効率的な自動車のレースは
そもそもスポーツカーは売れてないし
開発の主眼が電気自動車の方行ってるから
レースなど必要ないそうだ(なるほど)

でも効率化一辺倒じゃなくて
付加価値的なサービス面は重要だと思う
それがないとその世界そのものの魅力が半減する

例えばスケートなどは存在しなくても人間は生きていけるが
だからといって少数派のこだわりの靴の製造を中止したり
選手たちの競技も廃止され
貸スケート靴だけの世界になったら
それはとても寂しい、発展性のない世界になるだろう
そこでいくら貸スケート靴だけ盛り上げようとしても、ね

その他ものづくり(製造)がどんどん賃金の安い新興国に
流れていくのは自明の理だが
そうなった場合、自国のビジネス(人々の仕事)を支えるのは
サービスビジネスだと思う
国によって金融ビジネスに行く国とかもあるが
その流れでサービスビジネスも次の一手といえよう
サービスビジネスは比較的ローカル性が強く
諸外国の流入に強い
そうやって食いつないでいかないと
人々の仕事がなくなってしまうのではなかろうか
自動車にまつわる新しい催し物とか
お金を使って利益になって経済が回るようなしくみを

ものづくりはものづくりでそれも商売になるよう
精進していかないとならない
実はこの世界も車の動きと一緒で
生産のアクセルとブレーキが重要なのだそうだ
世の中が必要としている時にアクセルを一気に吹かして生産、供給し
必要としなくなることが分かったら一気にブレーキをかけ生産を止める
そうすれば不良在庫を抱えることもなくなり商売として成功する
その判断が重要だそうだ
最近その判断で失敗したのがミネラルウオーターだろう
震災後の需要の予測を誤り、大量の在庫を抱え
定価1本120円のものが、1本27円で叩き売るまでになった
(原価割れ)

その他モノづくりはモノづくりだけでなく
コトづくりが重要、なんて言葉もあるそうだ
そのモノで、どんなコトができるか、というのも重要で
モノ一辺倒じゃだめなんだよ、ということらしい
車で言うとここの記事にその言葉が出てきますね↓

とかく日経とかだと、車を単なる移動の道具とか、ビジネスの道具とか
冷めた見方になりがち
そうなると面白みのない効率化一辺倒の車の考えになりがちだが
個人的にはそれだけじゃいかんのかなと思う
もちろん趣味的な思い入れが強過ぎて感情的にブレてしまうのも
よくないと思うけど、そこをうまくバランス・ミックスしていく必要が
あるんじゃないかな
僅か337台しか作られなかったトヨタ2000GTだったり
2029台しか作られなかったハコスカ2000GTRだったりしますからね
効率化一辺倒だったらこんな車存在しなかったでしょう

あー今回はなんか面白みのない重たい話になりましたね

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