2011/06/09

電気に感電しないように・・

昨日のブログのキャブレターの話に続くけど
スポーツインジェクションバイクのギミックな装置として

200km/h以上の自然の風圧を利用して
インテークに空気を送り込もうというもの
これで5~10%は馬力が上がると言われている
スポーツバイクは1馬力でも多く出した方が勝ち(価値)なので
基本的にみなカウルに付いている

ZX-12Rもご多分に漏れず付いている
取って付けたようなオバQの口みたいのが笑

たまにおそるおそる覗くと
網にでっかいハチが潰れて張り付いてたりして恐い
そりゃ入るよね・・

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いま車が電化製品になろうとしてますが
なるからには
電化製品の恐ろしさを知っておいた方がいい

モノづくりの技術端末を一例に挙げよう
CAD設計とか、CG作成などに使う端末

昔はDOSのパソコンでは性能が追っつかなかったので
企業はその上位機種の
エンジニアリングワークステーション(EWS)という
UNIX OSで動く端末を使っていた

結論から言うとこのワークステーション
クライアント端末としては
1988年頃に普及して1998年頃には終息するという
僅か10年間の繁栄だったのだが
(その後は性能の上がったWindows PCにバトンタッチ)

1988年の出始めの頃は
1台1千万円位してた
HP9000 370CHXなどがそう
それでメモリが16MB、HDDが304MBという
今となっては涙の出そうなスペックだ

驚くなかれ
当時のデータを見ると
8MBのメモリ増設が200万円
16MBのメモリ増設が400万円していた時代だ

それでも技術屋はこぞってWSと技術開発ソフトを購入し
モノづくりに利用して成果、利益を上げていた
こんなマシンでも当時は画期的な計算や設計ができると
重宝されたのだ
それによって設計された日本の電化製品の繁栄は
今さら語るまでもない

これだこれ、HP9000の370とか400ワークステーション↓
1988~1990年頃の
よく残ってたなあ~
起動に5分位かかってるけど笑
370
400

それがつまるところ現代、いまCAD設計やCG作成するのなら
30万円のパソコンで優に設計できる
20余年の変遷でその価格差1000対30
100分の3だ
車に例えると、今まで100万円で売れてた新車が
3万円になるようなものだ
その位電化製品は価格下落が襲っても当たり前の世界

家庭用の液晶テレビだってそうだ
数年前は32型で15~20万円していたのが
いまやへたするとブランド物でも4~5万円で
買える値が付いている
シャープ、パナソニック、ソニーの液晶部門も
いやが応に再編の時がやってきた

もし自動車が電化製品になって
デジタル回路化されて
デジタルコピーされるようになって
100万円が3万円の価値になったら
果たして日本の自動車メーカは耐えられるだろうか?

自動車メーカは価格下落にあまり慣れていないと思う
1988年のバブルの頃から自動車の平均販売価格は
ずっと200万円位を来ていたと思う
(今は安いコンパクトカーが多いが、でかい1BOX車も多いので
 ならすとやっぱり平均200万円位となる)

その辺の対策を含めた戦略やマイルストーンを描けるか?
てとこかな・・偉そうに言うと笑

そうなると簡単に真似されない価値のある技術が
重宝されるかもしれない

例えばホンダのアシモ君ロボットのように
あのメカトロニクスは単なるデジタルコピーじゃ作れないだろ・・

もしかすると未来は
ロボットビジネスが自動車メーカの屋台骨に
なるかもしれない
なんたってちょっと出どこは分からないけど
こんな言葉がある位だから・・

いっそのことトランスフォーマーの実物作るか笑

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