昨日のブログでキャブレターの話なったからしておくけど
バイクで唯一画期的なキャブレターがあって
なぜか一代で終わったしまったんだけど
それは初代V-MAXの「V-boost」システムキャブレター
どういう構造かというと
4気筒4連キャブのうち2気筒ずつを6,000rpm以上で短絡し
4連キャブ以上の仕事をさせるというもの
図があまりない・・すみませんここリンク↓
高回転(右の絵)で2つのキャブレターから
ガスが行ってるのが分かるだろうか
4サイクルは排気行程の時は吸気してないわけだから
キャブが休んでる
それをV-boostバルブを開いて直結し
休む暇あったら互いに隣のシリンダーにガス送り込みなさい
というわけだ
機械なんだから24時間働けと笑
この画期的なキャブレター(V-MAXが最初にして最後)のおかげで
最高出力はスポーツマシンのGSX-R1100以上の
145PSを発揮した
V-boostが付いてない国内仕様は98PSだからして
その威力が分かるだろう
このギミックなシステムは6,000rpmを境に
異例の2段ロケット加速を演じる
あたかもバリバリの2ストロークスポーツマシンのように
それに惚れて脇目も振らず買ったのは言うまでもない
Hardyアップハン、USA KERKERマフラー、BEETバックステップの
三種の神器は付いてます笑
買った後よくよく考えると
結局V-boostはほとんど使わなかった
まともに使ったのは年2~3回程度だろうか
そう、そこまで回さなくても優に走っちゃうですよ大型バイクは
(日本じゃへたすると永遠に慣らし)
ま、でも付いてる、という所有感だけでもいいんだけどね
この画期的なキャブレターがなんで他のバイクに
波及しなかったか分からない
スポーツバイクにもあってよかろうに
直4だって隣のキャブ同士短絡しようと思えばできるはずだ
まあスポーツバイクはレースのレギュレーションで
そんな機構禁止されるだろうとかあったのかもしれないし
(V-MAXはレースなんか関係ないからいいの笑)
インジェクションの時代になったら燃料噴射で調整するから
そんな機構無用の長物だったのかもしれないし
かくして唯一無二のV-boostはV-MAXの個性を際立たせて
ファンを釘付けにし、1985年から2005年頃まで
20年間も作られることとなる
新型(2代目)のV-MAX1700はその流れを組み
可変ファンネル機構(ヤマハYCC-I)は付いてるね
これと同じやつ↓
でもパワーアシスト的にはV-boostより簡易的だし
V-MAXオンリーでもない
でも1700ccあるから速いのか
輸出用200PSですと
コーナーはともかく加速はすごそうだね
熱もすごそうだけど笑
V型がまた熱っついんだ、ひざの間が
V型がまた熱っついんだ、ひざの間が
0 件のコメント:
コメントを投稿