2011/04/10

道具の価値

土曜は昨年の秋以来久しぶりの神奈川スケートリンク
ここの常連さんがご健在でした
ええ私また諸事情によりホッケー靴になったんですよ
どっちつかずで中途半端だから何でもいいんです..

スピードスケート、ホッケー、フィギュア靴
車と共通するのは靴(車)によって走りが変わること

スピードスケートじゃ絶対クルクルスピンできないだろうし
フィギュアのギザギザがないとやっぱジャンプできないし
AZ-1で岩場なんて行ったら絶対動けなくなるだろうし
ジムニーで峠攻めろって行っても明らかに無理がある

どんな世界でもそうか
それぞれのフィールドに合った、最適の道具

そのこだわりをなくしてほどほどずつオールマイティにしたのが
車で言うコンパクトカーですかね
万人向けに、そつなく、経済的で、生活に使える
スケートで言うとほどほどのっぺりして滑りやすい貸スケート靴
そこそこ使うならそれがちょうどいい

対極にあるのがある一点に尖がった
その方面には妥協を許さないピュアスポーツカーのような存在か
突き詰めていくと快適性や実用性などない
走るためだけに生まれてきたような車

例えばミッドシップのためトランクや後席のないAZ-1
(グローブボックスもないよ笑)

フェラーリ458の9,000rpm回る官能的なエンジン
今月号のベスモで全開走行したけど
回した時のエキゾーストがすごい..

ちなみにAZ-1も一応9,000rpmのレッド入口まで回るけど
これはちょっとね、絶対的なスポーツカーと比べちゃうと
それほど気持ちよく回る9千rpmでもない
(ようは回してもパワーが出るものじゃない)
普通の車に比べたらよく回るけど
私の場合バイクと比べてしまうかもしれない

バイクで走りに究極なのはやっぱりGSX-R1000など
もうそのたたずまいが走りのオーラを出しまくってる
パワーも14,000rpmきっちり出ると思う

GSX-R1000を使いこなすとこんな走りもできる
まあいわゆる、300km/hで自由自在ですよ
あくまで使いこなすとね
10年前のGSX-R1000 2001年モデルの走り
迫力ある本物の映像はDVD買って見て頂戴

世の中何でも最高の道具がありますが
スケートの靴や刃もいい道具はとても高いし
カメラもそうか、ただ写す安いコンパクトデジカメから
シロウトはとうてい使えなそうなプロ用の一眼レフまであるし
陶磁器も100円均一から
マイセンやロイヤルコペンハーゲンまで、突き詰めたものはある

コンパクトカーが
一般市民の声を聞いて市民の生活にジャストフィットするように作られた
仕事用語で言うとなんだ、マーケットイン型のプロダクトとするなら
その道のプロが作り込んだような最高の道具は
一般市民からの声(レベル)じゃ作れないだろうから
プロダクトアウト型の製品に近いんだろうね
それにいかにシロウトが近付いて少しでも使いこなしていくか

まあ私なんかは道具だけはいろいろ買ってみるけど
(形から入っていく)
使いこなせず、メンテもろくにしないシロウトのいけない代表例なのでしょう..

例えば本当にNSX TypeRの走りを100%引き出すというのは
こういう走りだと思う↓
このヒール&トゥのレスポンスすごすぎ・・
ごめんなさいちょっとだけベスモの一場面拝借しました↓
Hパターンシフトの3-2でここまでできたら本物
これぞNSXが生きるというもの
土屋圭市選手が自らの愛車を駆って筑波を攻め立てる
迫力ある全編はベスモ今月号買って頂戴

バイクだと尖がった世界でトライアルという分野があるのですが
ここもバイクを乗りこなすととてつもない技をプロはできる↓

フィギュアスケートでも何でもそうだけどそれが
腕に覚えがないとへぇ~すごいね位で済ましちゃうかもしれないけど
いざ自分でその方面の道具使ってやってみると
いやフィギュアの3回転ジャンプなんて絶対できない、とか
そんな走り絶対ムリ、とか、技の価値をより理解することができるね
プロ野球もサッカーもそうか
そういう人間技にみんな憧れるのか

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