2013/05/01

0.5mmの差で10km/h変わる

先日ウエイトローラーを11.0gから10.5gに換えただけなのに
なぜかえらくハイギヤードになったシグナスX
11.0gの時は7,000rpmで70位だったのに
10.5gにしたら7,000rpmで80近くも出るようになってしまった

Top Endも11.0gの時の95に対し、10.5gは104
9km/hもロングになった

いまいち原因がはっきりしなかった

試しに昨日入れた10.0gのローラーではどうなるのか
本日試してみた

頑張ってみたところ、100ジャストでピタリ止まった
ちょうど95と104の中間か

これを昨日計ったローラーの直径順に並べるとこうなる↓
なんかものすごく因果関係ない?笑
外径の差0.2mmごとに、Top Endが比例して変わっていく
やっぱりウエイトローラーの外径が影響してるのだろうか
こんなわずかコンマ何mmの世界で

ということで図を描いて確かめてみた
すると・・↓
プーリーの断面から見たところね
だいたいプーリーの角度はこんな位かな(テキトー)
左側の図のプーリーを標準として
ローラーがもし0.4~0.5mmオーバーサイズになった場合を想定して
プーリーの間隔を0.5mm狭めたのが右側の図
すると狭くなった分、ベルトが外周(ロング)の方に移動するね
その移動量は、2.0~2.5mm位だ
プーリーの半径50mmに対し、半径52~52.5mmになる

すると外周の長さは直径で見るから
直径100mmに対し、直径104~105mmになる
ここで移動量は2倍の4~5mmになった

さらに実際の外周は直径×3.14で計算するので
100*3.14の314mmに対し、105*3.14の329.7mmになって
ここで移動量はさらに3倍強の15.7mmになった

329.7mm÷314mm=1.05倍
ギヤ比がロングになった勘定

さらにドライブプーリー側のベルトが外周側に行ったってことは
遠心クラッチ側のドリブンプーリー側のベルト位置は
より中心軸に近付き、ここでもハイギヤードになる
こっち側でも1.05倍ロングになったとしよう

するとドライブ側、ドリブン側の両方で
1.05×1.05=1.1025倍
ギヤ比がロングになった勘定になる

そして最後に
Top Endの95に×1.1025をかけると・・=104から105
うおっちょうど計算合うじゃん!

やっぱりウエイトローラーの外径が0.4~0.5mm大きくなると
Top Endは9~10km/h位変わる
たかがコンマ何mmでも、バカにできないんだねえ

だったら狙って0.5mmオーバーサイズのウエイトローラーとか
売り出せば、結構売れるんじゃないの笑
(Top End仕様)

スクーターのウエイトローラー
0.5g重さが変わっても変速フィーリングがけっこう変わるし
0.5mm寸法が変わってもギヤ比が大きく変わる
シビアだな~笑

2 件のコメント:

  1. 10.5gベストセッティングですね〜
    わたしは、ウインドジャマーズスネークコーンマフラーに交換しました。ウエイトローラーセッティング参考になりました〜10.5g試してみよかなV(^_^)V

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  2. おお、ウインドジャマーズは有名ですよね
    いいですねえ
    ウエイトローラーは重さも楽しめますが
    外径もちょうど大きめのに当たると上も伸びますよ

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