経済の移り変わりは激しい
ちょっと前まで携帯電話の世界シェアトップ企業で
経済本などでもその経営手法がものすごく評価されていた
経済本などでもその経営手法がものすごく評価されていた
ノキアも、アップルのスマートフォン陣営にやられ
これはちょっと前まで国内でだいぶ賞賛されていた
Wiiの任天堂もそうだ
急転直下、一寸先は闇、とでも言おうか
でもまた復活すればいいのだ
1990年代後半に経営危機に陥った日産だって復活した
国内の自動車販売は今後どうなっていくのだろう
データから傾向を推測してみた
日本の乗用車は(軽自動車除く)、下記グラフを見ても分かる通り
保有台数(ナンバー登録されている車)がほぼ飽和し
安定期に入っている(約4000万台)
ていうか徐々に減り始めている↓
しかしこうやって見ると軽自動車の保有台数って
グングン伸びてるのな
日本中が黄ナンバーだらけになってしまうぞ
試しに保有台数から新車の市場規模(金額)を推察してみよう
日本の乗用車の新車平均購入価格は、昔も今もだいたい
200万円強なんだ
ここの資料の3枚目のグラフにも載っている
安いコンパクトカーも売れてるけど
大きなアルファードやエスティマも売れてるからね
(街中いっぱい走ってるよね)
一番売れてるプリウスだって200~300万円するし
ならすと200万円強になる
仮にきりのいい200万円としよう
乗用車の平均使用年数(新車登録から廃車までの期間)は
品質の進化でどんどん伸びて、今は12年位だ
平均価格200万円のものが12年使われる訳だから、1年では
200万円 ÷ 12年 ≒ 16.7万円/年
1年あたり16.7万円の購入価格配分だ
1年で16.7万円の金額を生む車が
今は4000万台位存在する訳だから
今は4000万台位存在する訳だから
4000万台 × 16.7万円 ≒ 6.7兆円
年間約6.7兆円の新車市場規模と言えるだろうか
ちなみに新車登録台数から市場規模を出すと
ざっくり年間300万台ラインとすると
平均価格200万円 × 300万台 = 6.0兆円 だから
6.7兆円と6.0兆円、だいたい似たような値になるよね
このことから保有台数や使用年数からも
年間の市場規模がだいたい推測できるんじゃないかと思う
保有台数が減れば市場規模は小さくなる
保有台数は今後増えていくのか、減っていくのか
残念ながら減っていく方が強い
なぜなら日本の人口も飽和して、少子化で
今後は減っていくと予想されるから
必要とされる車も減っていくと思われる
また使用年数も、車の品質がもっと上がれば使用年数も
もっと長くなる訳で、年間の購入価格配分は小さくなる
なので普通に考えると、今後国内の市場規模は
どんどん小さくなっていく
この市場規模の衰退を払拭するためにはどうしたらよいだろう
手はいくつかあって
・高級車を売る
単価を高くする手法
でもエコに反しているといえば反しているので
メーカはあまりこればっかに肩入れはできない
・保有台数を増やす
具体的には1家庭に複数台所有とか、促す
これも既に必要な地方は複数台持ってるし
都会は場所の問題で厳しいし、伸びは期待できない
・使用年数を短くする
ディーラーはリースで早期買い替えを促したり
下取車を回収してどんどん世界の車のない国へ
持っていくという手法もある
(中古を還流させない)
ただし自家用車でのリース普及率は一桁台だし
海外に持っていける台数も知れてるので
根本的な解決にはならない
そうするとやっぱり消費者の財布のひもを緩くして
市場規模を大きくするためには
車をいじって遊ぶ趣味車の世界を伸ばすのが
いいんじゃなかろうか
例えば私のジムニーは車両価格120万円だが
改造費とナビで120万円相当かかっている
つまり倍の市場規模になったってわけだ
AZ-1は中古だけど車両86万円で買って
この10数年でレストア・修理費が100万円位かかっている
これも2倍位の市場規模になっている
メーカは売り切りの安いユニクロカーで稼ぐのもいいけど
保有台数や使用年数のこと考えたら
付加価値のある車も考えていくと、いいんじゃないかな
あれ、文字の背景色が変!
(直らない)
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