金閣、銀閣とかこの位貴重な建造物になると
建造物のフルレストアが行われる
貴重な車のフルレストアと同じだ
永久保存
人類の究極の目標はやはり
「人間のフルレストア」だろう
不老不死
Mr.手塚治虫の大作「火の鳥」も
人間の不老不死がテーマだった
(全巻持ってます)
医学博士の目から見ると、そうなるのだろう
遺伝子工学が発達して
臓器や筋肉を入れ換えることができて
脳もHDD的な電子脳にデータを全部移し替えたりね
・・実は1TB位の外付HDDに納まってしまったら寂しいな笑
しかし電化製品の世界は
あまりレストアという文化は存在しない
古くなったらもう事実上使えないというか
息の短い世界であり
技術の変遷が激しい世界でもある
電気自動車もそのうちノートPCのように
使い捨てになっていくのだろうか
今日たまたま仕事の関係でこの本を読んだ
私の勤め先の名前も出てくるので・・ね
日本初のトランジスターラジオが1955年に出てから
60年弱
これを長いと見るか、短いと見るか
私は短いと思う
5石ラジオから、最新のデータ通信端末・スマートフォンへ
わずか60年で昇華した
トランジスタは今や1円しないそうだ
チップ抵抗器は10銭
詰め替え用の仁丹一粒・50銭
・・これいかに
このラジオの世界と、ビデオレコーダーの世界の
面白い話が載っていた
ビデオの故障率は当初0.2%
ラジオの開発者がそれを聞き
それは故障率が高いなと指摘した
しかしビデオの開発者は
ラジオの部品点数はせいぜい40~50点
ビデオは2500~3000点もあるのだ
ラジオに比べて故障率が高いのは当たり前だと言った
ラジオの開発者は言う
その考え方は間違っている
1万円のラジオと、30万円のビデオレコーダー
消費者は壊れたらどっちがショックが大きいか
考えたことはあるか?と
ビデオの開発者は、ふと
ユーザ目線に欠けていたと気付いた
その後ビデオの品質をうんと上げて
故障率を10分の1にしたそうだ
ちょっと話は変わるが
品質や安全性に関しては
電気自動車やハイブリッドカーは
ある面で大したものだなと思う
それはプリウスが世に出始めてから十余年
今まで大きな感電事件が1つもないこと
思うにたぶん細心の注意をはらっているのだと思う
なぜなら一度でも感電事故を起こしてしまうと
以後「電気自動車は感電する危ない乗り物」
というレッテルを貼られ、業界全体に大きなダメージを
及ぼすからだ
おもいっきり脅されたけどね
エンジニアが3人感電死してると
まあ安全のために話を大きくして言っているのだろうけど
その位言っておかないと私みたいなやつが
ホイホイと電装触って
マンガのガイコツみたいにビビビッと感電しそうだよね
この「絶対安全」? 「Must Safety」?的な考えは
大事だと思う
それを守れなかったのが原発事故なんだと思う
その他、元ソニーのエンジニアで役員だった著者が
正直に書いている
従来のオーディオではなく
VAIOというノートPCを初めて開発した時は
CPU周りの高速回路を自分達では設計できなかった
取引先の小さな設計専門会社の
高周波、高速回路に長けているエンジニアの技術があって
初めてVAIOを世に送り出すことができたと記している
実際製造に成功したのは
取引先の小さな部品加工メーカである
ここの協力がなければ、ホンダは開発をあきらめていた
昨日のブログにも書いたけど
こういった横のつながりって
大事なんだろうね
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