2014/05/31

電気自動車の市場規模と普及を考える

お、自動車メーカ4社が、電気自動車の充電インフラ共同会社設立
http://response.jp/article/2014/05/30/224333.html

ついに充電インフラ本腰になったね

前に私が書いた通りになったぞ!(得意満面笑)
鍵は「インフラ」
http://blueskyfuji.blogspot.jp/2013/10/blog-post_29.html

日本の電気自動車の販売、苦戦しているからね↓
まあリーフ伸びてんじゃんと思うかもしれないけど
2016年度までに全世界で累計150万台売る!
という当初の日産の目標から比べたら、あまりにも寂しい数字です

そもそも、よく考えたら
電気自動車はバイクと似ている(なにが?)

対象顧客が、全人口の約15%

どういうことかと言うと、さっきの鍵はインフラのブログで
都会の家で充電器を実質設置できる家は
全戸数のうち15%程度しかない、という試算と

以前もグラフ載せたけど
バイクの普通二輪免許(~400cc)を取得する人は毎年約20万人で
自動車の免許を取得する人(毎年約120万人)の約15~20%のみ
この対象顧客の規模の狭さ(約15%)が
電気自動車とバイクでぴったり同じだ
100人いたら、顧客になりえるのは15人
その15人の中から実際何人が電気自動車、バイクを買うか
(電気自動車の方が分が悪いかな)

というふうに広くドーンと売れる市場ではないので
ほんとは販売戦略も広くあまねくじゃなくて
その15%に的を絞った、狭く、濃い戦略がよいのかもしれないね
15%の顧客のみに大きな投資をしてもらう戦略

具体的にはそう考えると
日産のリーフ1車種だけじゃあまりにも魅力に乏しい
バイクの世界で1車種しかないようなもんだ

もう少し、少ない市場ながら、魅力的なラインナップを複数用意しないと
人気に火が付かないのかもしれない

まあ売れ始めてからラインナップを増やすか
ラインナップを増やしてから売れ始めるのか
にわとりたまごの世界になるけど

その鍵はこれから日本で市販を開始する
外車の電気自動車が握っているかもしれない

まるでミッドシップスポーツカーを思わせるこの車は

米テスラの電気自動車、モデルS

ダイムラーグループのスマート・ブラバスEV

そしてBMWは先日i3が上陸しましたが
あ、このi8も値段が先行で出てる、1917万円だって
このように世界のメーカみんなで頑張れば
電気自動車のラインナップも増える
リーフ1車種より、よっぽど魅力的でしょう

まあ今大人気のハイブリッド・プリウスだって
人気に火が付くには丸十年かかったからね

そう考えると、電気自動車もそうあせらなくてもいいかな
まだ数年だし、気長に待ちましょう~

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