日本のバイク環境では特殊なものが一つあって
それは「逆輸入車」の存在
四輪の世界では聞きなれない言葉でしょう
逆輸入車とは、国内メーカ製のバイクだが
日本で正規に販売することができず
(フルパワーの問題、販売僅少モデルの事情など)
個々のショップレベルで並行輸入して
販売するモデルのことを言います
・逆輸入車の歴史
もともとZ1100GPなど、細々と逆輸入してたけど
大きく火が付いたのはやはり
1985年頃に登場した
カワサキGPZ900R Ninja(トップガンモデル)と
スズキGSX1100Sカタナ
ヤマハV-MAX1200 らの存在が大きい
超人気車種だったけど
当時は輸出専用モデルだったため
おのずと並行輸入車の販売がグンと伸びた
写真は逆輸入のV-MAX
少し逆輸入、輸入の国内メーカ車を細かく見ると
レベル別に以下のような四分類になるかな
逆輸入車は主に一番右、4番のことを指します
逆輸入車なのに少し責任を持って保証販売を行う
プレスト・コーポレーションという存在もあります
(ヤマハ系列)
・逆輸入車の課題 「サポート」
ショップレベルで引っ張ってきているため
メーカの正規保証は付きません
リコールも効かないでしょう
・なぜわざわざ逆輸入車を買うか?
それは並行輸入する位だから、何らかの魅力がある
国内正規車とは比べものにならない高出力
為替の関係で、価格が非常に安いもの
(円高の方が、逆輸入バイクは安くなります)
日本では見かけない、変わったモデル、など
こだわる人が買いますね
写真は並行輸入の台湾山葉製GTR125
台湾専用モデルで、日本では不人気車だったため
ほとんど見かけませんでした
性能だけはピカイチ
・パーツ供給は大丈夫なの?
まだ逆輸入車の取り扱いが少なかった黎明期は
パーツが手に入らない、手に入ってもバカ高などと
伝説だけが伝わりましたが
私が今まで逆輸入車、並行輸入車(4台笑)を乗って来た限りでは
今では何の問題もなく、日本でパーツが出てきます
バイク販売店や、NAPS等のバイク用品店でも
逆輸入車の純正パーツを頼めば何でもすぐ出てきます
ちゃんと流通形態が整っている模様
写真はマレーシア仕様フルパワーのZX-12R
・では逆輸入車は買いなのか?
カワサキの大型バイクを買おうと思ったら
大半は逆輸入車となるでしょう
カワサキ自身が国内モデルをほとんど出してないため
ここに出ているNinja、Zの大型モデルは全て輸出専用↓
http://www.kawasaki-cp.khi.co.jp/mcy/street.html
それを買うかどうかは
面と向かってお勧めはしません笑
私の知り合いでも逆輸入車に乗ってる方はごく僅かです
乗るかどうかは、自己判断でしょう
シグナスXの台湾並行モデル、フルパワー
台湾モデルだけど、国内で正規に売ってる国内モデルと
ほぼ同じなので、国内で流通しているカスタムパーツが使えます
細かい点では
逆輸入車に日本語の説明書は付きません笑
まあなくてもだいたい分かるけど
暑い国の台湾仕様ではキャブヒーターが付かず
日本で乗ろうとすると冬に全然走らなかったとか
自分でキャブヒーターを付けるなど個別対処が
必要だったりします
意外と石橋を叩く性格の割には(私)
バイクの購入は冒険します笑
もともとバイク乗りは
必要以上にでっかい大型バイクに挑戦するなど
チャレンジャー的な要素があります
まあ逆輸入車の購入も、その一環かな?笑
買っても買わなくても、そういう選択肢が色々存在するだけ
バラエティに富み、面白い
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