今月号のCARトップに載っていた往年のスーパーカー
デ・トマソ・パンテーラ
私が小さい頃、一番好きな車だった
小2の頃、親父が「世界の自動車」の本を買ってくれて
毎日穴が開くほどこのパンテーラを見つめていた
このセクシーなリヤビュー(小2だぞおい)
今でこそ日本車は、トヨタが世界生産台数1位だあとか
R35GTRがニュルでポルシェに勝ったあとか
世界に肩並べてるけど
私が小さい頃は、日本車は下の下で
こういった海外のスーパーカーや
進駐軍が持ってきた大きなアメ車が垂涎の的だった
つまり、コンプレックスを持っていた
最近の子は分からないかもしれないけど
今40歳以上の世代は、みんな持っていたと思う
ポルシェ930ターボだあって、ターボって何だ? とにかくすごそう!
そんな感覚だった
車の発展になくてはならないのは、やっぱり「金」
車の開発は金かかるんだ
前出のパンテーラは、フォードのV8エンジンを積んでんだけど
当時のフォード副社長・Mr.リー・アイアコッカから
巨額のスポーツカー開発資金を出してもらったと書いてある
電気自動車・テスラの代表、Mr.イーロン・マスクはこの本で
とにかく彼の楽観的な笑顔と確かな展望はアメリカ国家、トヨタをはじめとして
いろんなスポンサーがおしみなく出資してくれると書いてある
ドイツでレースが盛んなのも、この本によると昔は国威発揚のため
ヒトラー総統がレースに政府補助金をふんだんに出していたとある
簡単に自動車メーカのベンチャー企業が生まれないのも
そういう背景があるのかもね、先立つものがないとだめな
さて日本は車に関して出遅れましたが
戦後復興とともに頑張って、今では世界に追い付きました
それはやっぱり敗戦からのハングリー精神があったからかもしれない
いま世界的な車の評価は
敗戦国の車が高いかもしれない
日本しかり
ドイツは第一次大戦も第二次大戦も負けた
しかしドイツ車は強い
逆に戦勝国アメリカの車は世界的な評価が落ち
イギリス車は自国のメーカが全て身売りし
ロシア(ソ連)の車は言わずもがな
ということでドイツは車のレースにプライドと自負を持っていて
特に耐久レース(ル・マン24時間など)は他国を寄せ付けない
耐久レースは、車の性能、耐久性、チームワーク、全てを試される
そして人気がある
正月の箱根駅伝みたいな感じかな笑
最近はアウディのディーゼル・ターボ
アウディのe-tronハイブリッドの独壇場だ
日本は市販車のハイブリッドでは勝ってるけど
レースのハイブリッドでは完全に負けている
日本車で過去ルマン24hで、唯一優勝しているのは
マツダの787Bロータリーだ
こればかりはドイツ人も優勝を認めざるをえない
いや、実はロータリーエンジンというのは
ドイツのNSUが発明した、ドイツのエンジンでもある
マツダの787Bの優勝というのは
嫁いだ娘が優勝するようなもので
逆に快く受け入れられたんじゃないだろうか?
日本車は性能でドイツ車に追い付いたかもしれないが
「道路」ではまだまだ負けているとおもう
世界の自動車乗りの間で、道路と言ったら真っ先に出てくるのが
ドイツの「アウトバーン」と「ニュルブルクリンク」だ
そういった人々の記憶に残る道路で、完全に負けている
道路でも追い付きたい笑
アウトバーンのことをいろいろ調べると
速度無制限だが皆スピードに慣れていて
事故率は低く安全、ということになっているが
それは詭弁で
速度出して安全なんてことはあり得ないと個人的には思っている
速度の恐さは自分がよく知っている
映像を見れば一目瞭然↓
http://www.youtube.com/watch?v=F0x3xxImVzE
なんでもアウトバーンは街灯がほとんどなく夜真っ暗で
漆黒の闇の中を突っ走るのだとか
(ドイツの方は夜目が利くらしい、かえって街灯で照らすとまぶしくて危ない)
こういうところこそ
ほのかな間接発光のLEDガードレールや発光車線で
道筋を作ってあげるべきじゃないだろうか
飛行機の滑走路のように
なーんてことを思った
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