2014/02/19

優しさと激しさを併せ持った現行ジムニー

しかしオリンピックを観てると
いろんな競技があるんだね

スポーツの中で後ろ向き(背中)に進むのは
フィギュアスケートやホッケー位だろうと思ってたけど
このスロープスタイルのスキーすごいね
逆向きにジャンプの着地してるよね↓
http://www.youtube.com/watch?v=vewrSiQUXHU

車ではさすがに逆向きに進む競技ないだろうと思っていたが
あった笑↓
http://www.youtube.com/watch?v=XUIiffRMfVQ
逆向き27mジャンプだって


さて「ポルシェとBMWの世界」という本を読み始めましたが
今はさておき、昔はポルシェは乗り手を選ぶ車だったと
とにかくRRのクセが強くて
レーシングドライバーの筆者をもってしても
火傷しそうな感覚だったと記している
「ポルシェ乗り」という特有の言葉が生まれたゆえん

とにかく昔は乗りやすくて速い車なんてなかった
例えば「ドッカンパワー」「ドッカンターボ」
今では死語ですが、昔の大出力ターボ車は
下がスカスカで、でもパワーバンドに入った途端
鬼のようなパワーが立ち上がる車をこう形容した

この時代のレースカーがそうですね
スーパーシルエット スカイラインRSターボ(1982~)
http://www.youtube.com/watch?v=a1SIkhiUMvw
レーシングドライバーをもってして「恐い」と言わせる存在だった

でも今ではそれはだめで
速さと乗りやすさ、扱いやすさを両立しなければ
技術的に進んでいるとは言えないんだと

ジムニーも走破性ではすごく尖がった車ですが
これでも実は乗りやすくなってるんです

一番よく使うのが、パートタイム式2WD⇔4WDの切り替え
今の型は、走行中でも自由自在にボタン一つで切り替えられます
http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/performance_eco/index.html

これが便利で
昔のジムニーだと一旦降りて
フリーホイールハブを切り替えないとだめだったりとか

オートフリーホイールハブになっても
解除するには一旦数mバックしないと解除しなかったりとか
けっこう大変でした
(注:ハブがつながっていても4WD自体はひとまず解除できます)

今のジムニーはエンジンの負圧を用いて
ガチャコーンと自動で切り換えます

逆に今でも乗りにくいのは
アスファルト上では4WDにしたままあまり走れないことです
ようはセンターデフがなくて、前後完全直結なので
前輪と後輪の回転差を吸収できないので
アスファルト上で狭い交差点やUターンのようにハンドルを目一杯切ると
4WDロックがかかって、動けなくなります

無理に進もうとすると、シャフトが折れます

だから雪道と舗装路が半々で現れる場合は
走行中ちょくちょく2WDと4WDを切り替えます
こんな扱いは、一般の方向けではありませんよね
まあ前後直結な分、雪道では非常に強い走破性を示すのですが

この扱いを回避して優しくしたのが
センターデフ機構を持ったフルタイム4WD車です
2WDと4WDの切り替えをなくした分、センターデフを持って
前後の車輪の回転差を、左右の車輪の回転差のように
デフで吸収します

その分超悪路では前後の結合力が弱くて走破性が落ちるのですが
(ハマる時はハマる)
そこまで狙わない人は問題ないでしょう

この優しくしたのが新型ハスラーのフルタイム4WD車とか、ですね
各種電子制御の安全装置も付いてます
自動速度調整機能とか、自動ブレーキタップ機能とか
(クロウトはこれを自分でやるのが好き笑)

一般の方はハスラーを買っておくのが無難でしょう
クロウトを目指す方は、逆にドッカンパワーとか
優しさを犠牲にしたギンギンの性能を好むので笑
ジムニーもありです

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