先週はインポートカーショー観に東京ビッグサイト行ったけど
今週は自分が東京ビッグサイトに出展する側だ笑
前日搬入セッティングの様子
皆さん自分の展示ブースを飾ります
朝、バイクのレッドバロンの新聞広告が入ってきたのでしげしげ見ると
新車のまま年式が落ちたバイクの特価販売だ
実はバイクはこういうのが多い
在庫は個々の自営の販売店が抱えてるので
余る時は余っちゃうんだ
昔(1980年代)は標準小売価格43万円したホンダMVX250Fが
何年経ってもずーっと在庫処分特価298,000円で売ってたのを覚えてる
(かなりマニアックなバイクだったので手付ける人が少なかった)
これをあまりやり過ぎると、新車の価格暴落になってしまうのだけどね
それに比べて四輪の車の売り方はうまいよ~
新車の不良在庫なんてほとんど持たないからね
不思議なくらい、うまくさばく
叩き売りせずに、なぜか旧型の在庫がなくなっていく
どうしてるかと言うと、前にも書いたけど
販売店の系列ディーラーは統率が取れてるので
在庫が余りそうになったら、買い手も付いてないのに
ナンバー登録させて、中古車扱いにして
中古車市場に回してしまう
よくある「登録済み未使用車、走行0km」というのは
この類です
トヨタ・クラウンの登録済み未使用車たち↓
オートバックスで売ってる軽の未使用車↓
こうすると、新車の値崩れが起きず、相場を維持できるんだ
在庫ってバカにできないんだよ
例えば100万円の車10台売って商売したとしよう
1台あたりの原価は7割の70万円としようか
その他に人件費や販管費などあるから
それらの経費を1台あたり20万円
値引きもあるから値引き額を5万円とすると
実質の儲けは1台あたり5万円程度ってとこか
自動車メーカの営業利益率が約5%位だから
単純計算でそんな感じだろう
そしたら10台売って計50万円の儲けだけど
ここで10台売れずに、1台売れ残ったとしよう
すると9台売れた儲けが45万円
それに対し1台不良在庫の原価が70万円
それを減損処理すると
一気に25万円の赤字となってしまうわけだ
10台のうち、たった1台残っただけで・・
だからもう車は在庫あっためずにすぐ横に流してしまう
作る時もジャスト・イン・タイム式といって
ほんとに必要数分しか作らない
他の業界もあの手この手を使ってうまく在庫を処理してます
ニコンはニコンダイレクトの「アウトレット」を使って
型落ちを安く売って処分する
本も返本率ってすごいんだけど(3~4割は不良在庫)
最近は本も音楽のCDも印刷せずに「ダウンロード」ですね
これは紙代やCD印刷代の原材料費が全くかからなくなります
ファッションの世界もていよくうまーく
郊外のアウトレット・モールを流行らせて
在庫を一掃してますね
車バイクはモデルチェンジせずにおざなりにしてると
だんだん売れなくなります
長期滞留在庫も増えます
だから新型車を金かけて開発してまた売り出すのですが
ほんとなら、モデルチェンジしなくても
膨大な金と工数をかけて新型を開発するよりも
普遍的に長く売れる車も利益的にありがたかったりする
まあロングテールのように細々としか売れないかもしれないけど
でもそのロングテールを何本も持てば、ちりつもでほっといても
チャリーンと小遣いみたいにずっと入るかもしれない
そのロングテールを作る時
実は「カスタム」が味方するのです(ええ?)
カスタムベースで人気ある車両は、母体がモデルチェンジしなくとも
ユーザが勝手に自分のパーツであれこれモデファイするから
ユーザの現場でモデルチェンジされてるのです
そうすると人気が持続する
というか、もとい、モデルチェンジしない方が
カスタム・パーツの開発や装着がしやすいのです
へたにモデルチェンジすると、今までのパーツが付かなくなるから
パーツの選択肢が減って魅力減となってしまうのです
だから今存在する「ロングセラー」的な車バイクは
必ずカスタムベース車両として人気があります(ほんとかあ?)
まずヤマハSR400(1978~)
このバイクなんともう35年間モデルチェンジしてませんが笑
でもSR400専門のカスタムショップが全国にあるほど、人気がある
http://www.presto-c-c.jp/p/
ホンダのモンキー・ゴリラも言わずもがな
これも35年間くらい実質モデルチェンジしてません
そして、ご存じジムニー
全国にジムニー専門のカスタムショップが何件あることか
(たくさんあります)
このJB23は1998年登場からもう16年間モデルチェンジしてませんが
でも今でも売れてる
実はこのシグナスXも
上っ面のプラスチックカバーをひっぺがすと
中身のフレームや構造物は昔からほとんど変わって
なかったりします笑
だからモデル間でも割とパーツが共用できる
ということで、「カスタム」は車バイクメーカを明るくするのです
(無理矢理笑)
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