2012/07/12

町の電気屋さんの復活

ハイブリッドは世界で一番先を行って、トヨタの強みだからね

最近どの位ハイブリッド車の販売台数が伸びてるかと
いうと、日本だけで、これだ↓

2004年からのデータしかないけど
世界初のハイブリッド車:プリウスが1997年に登場してから
2008年頃までの約10年間は、あまり陽の目を見なかった
作れば作るほど赤字で、ただのコンセプトカーだと言われた

それがあーた2009年から突然火付いて、これだもの
ずっと辛抱した甲斐あったねって感じだ

私はいつだっけ・・2007年から2009年の間に
2代目プリウスに乗ったのだけど(いまのり君リースで)
2009年に引き取ってもらう時はたしか新車のプリウスが
すごい人気で品薄になっちゃって(納車半年待ちとか)
中古の値段もすごく上がっちゃったんだよね
そん時に引き取ってもらったもんだから
もう査定ほとんどせずに二つ返事で持ってったよ笑
相当相場高かったんだろうね
2年落ちの1.1万kmだったからいい値付いたはず
(リース返却だからいくらになっても関係ないが)
ハイブリッド車は今やトヨタの屋台骨にまでなったか・・
BMWまでそれほしいと技術提携するし

CARトップの今月号が「ROTARY慕情」という特集だった
マツダの社運をかけたロータリーエンジン
登場は1967年のコスモスポーツだから
ちょうど私の年齢と同じ位なんだな

ロータリーエンジン車の生産台数推移はここに載ってた↓
25万台位いった年もあったんだね(1973年)
当時はモータリゼーションをもじって
「ロータリゼーション」なんて言葉があって
マツダも全ての車種をロータリー搭載車にするのでは、
という位頑張っていたんですと

それが時は流れ
どちらかというと2ストロークエンジンに近く
非効率なロータリーエンジンは今年ひっそりと
生産を中止するのだった
何の因果か、レクサスが全車種ハイブリッド宣言した年に

車の世界は変わる
ゆくゆくはハイブリッド車のエンジンも消えて
モーターの電気自動車だけになるとも言われている

モーターだけになったらどうなんだろう
それはもう「自動車」とは言わずに
「電化製品」となるのだろうか?
どうもコアのエンジンがなくなった時点で
自動車メーカのもの、というよりは
コアのモーターに強い電機メーカのもの
になりそうな気もする
どこの世界でもコアを持っている者が一番強い
パソコンで言えばコアの心臓(CPU)を持つ
インテルがやっぱり一番強い

コアが電機メーカに移ったら
自動車産業のピラミッドは大きく変わる
(自動車メーカ~下請部品メーカ~孫請部品メーカ)
そもそも電機メーカが完成車を作れるかどうかだが
車は擦り合わせの賜物であって
エンジンだけ作れてもしようがないと言われているが
前にも何度か述べた通り
実は主要部品は自動車メーカでなく部品メーカが
ほとんどを作っているので、その部品メーカが
電機メーカ側に付けば、何ら問題ないとも言える

ましてや車づくりは今後モジュラーデザイン化
していくと言われているので、電機メーカがモジュール
単位で各々のセクションを調達して組み立てれば
難なくできちゃうかもしれない

後は自動車メーカと対等に渡り合うには
自動車メーカだと全国津々浦々に持っている
ディーラー網ね
これが他の分野の企業だと大変難しいんだけど
電機メーカの世界はほら
昔はナショナル・ショップとか
全国の自営の販売店を基に販売サポートしていた
経歴を持つ

いまは大型量販店に押されて衰退してしまったが
この販売店網をもう一度復活させれば
どこの小さな町でも電化ショップがあって
そこで電気自動車のサポートもできる、なんてことも
やすやすと実現できちゃうのではなかろうか

電機メーカもほら、今は次の屋台骨ビジネスを
模索している最中だし
モーターのみならず、ナビや通信システム、ECU制御
となったら最早自分たちのオハコだもの

またその時に、自動車業界での大きなバトンタッチが
あるのでしょうか

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