3/14のブログで
シャシーがヤワなテスタロッサの話が出たが
二輪でも似たような境遇のバイクが存在した
それは初代V-MAX
私の1998~2003年の愛車
ドでかい高出力エンジンを
アメリカンバイクのヤワな
鋼管Wクレードルフレームに詰め込み
それはもう貧弱だった
超高速域でのコーナリングは
お尻の下でシャフトドライブが捩れ
スイングアームが暴れ出すのが分かり
フロントは超高速域でジャダリングを起こし
ハンドルが左右にブレ出して破綻しそうになる
乗りこなすには
とても勇気のいる1台だった
1985年に登場したV-MAXは
1200cc、Vブースト搭載、145PSのモンスター
(輸出仕様の逆輸入車)
翌年に出たレーサーレプリカGSX-R1100の
最高出力が130PSという数値を見れば
その凄さが分かるだろう
アメリカでの初代カタログは
ド迫力バーンナウト写真で始まった
今だったら発禁くらいそうなパフォーマンス
下記のイメージ↓
すみませんV-MAX File Vol.3から拝借
もちろん若い頃の私は
その強烈な個性に一発で虜になった
しかし出た当時(85年)は
1ドル250円で車両価格160万円位したし
乗るには合格率数%の限定解除が必要
12万円の中古RZ350買うのが精一杯で
はるか雲の上の存在だった
それから13年経ち98年
バイクの大型免許は教習所で取れるようになり
1ドル90円で諸経費税込85万円で
買えるまでになった
迷わずV-MAXを購入
免許取得する前に自宅にあった
V-MAXは熱量も半端ではなく
熱ダレするとミスファイヤを連発し
アイドリングや低速走行ができなくなった
(社外プラグコードに換えて改善)
渋滞にハマって動けなくなると
オーバーヒートし
油圧クラッチがパーコレーション起こし
沸騰してクラッチ切れなくなったことも
手間のかかる1台だったが
有り余る魅力も大きかった
結局初代V-MAXは
1985年から2005年頃まで約20年間の
超ロングセラー製品となるのだが
今にして思えば不思議な存在だった
最先端の技術的価値があるわけでもなく
万人受けするような
オールマイティなキャラでもなかった
しかしとにかく人気を集め20年間作られ続けた
その魅力とは・・
ある種悪い女に惹かれる様な男心なのか
カリスマ的魅力なのか・・
これは
マーケティングの専門家に聞いてみても
答えに窮するかもしれない
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