さて東京モーターショーで一番人気のS660ですが
冷静に考えるとこの人気が本物なのかどうか
見極める必要があるね
本当に市場(消費者)が求めているものなのか
それとも関係者(売り手、マスコミ)が騒いでるだけなのか
前者がマーケット・インで、後者がプロダクト・アウト
今回はどっちかというと後者の感が強い
ウホホイなんて喜んでる消費者は
いまだにAZ-1に乗ってる私だけかもしれない
そもそも1990年代以降、採算の取れた2ドアスポーツカーなんてないし
安易にうかれてばかりはいられない
またお荷物になって悪い印象だけ残っては
同じことの繰り返しだ
大型二輪のような多品種少量ビジネスを学ばないと
いけないかもしれないし
人気が出る策を考えないといけんかもしれない
「プレミアム・コンパクト」
昨今ダウンサイジングの風潮の中にあって
それでも利益を上げるために
欧州メーカ各社は「小さな高級車」を積極的に出している
アバルト 595 50th Anniversary 485万円
いいなあこれ
新しいBMW Miniシリーズもまたしかり
日本でもそれは人気を博していて
この名古屋税関がまとめた資料を見ると
輸入車でも小型車の販売がかなり伸びている
これも冷静に見ると実は
アジアで生産するようになった
日本の大衆車のマーチやミラージュの台数が
輸入車としてカウントされるようになったので
その台数が大半なのだが↓
まあそれを抜きにしても
新しいMiniシリーズやフィアットは伸びてるね
ということでマーケット側も伸びてるわけだから
日本もここらで一つプレミアム・コンパクト市場を
形成しないとだめ
日本の小型車で、大衆車でない、プレミアム・コンパクトとなると
過去どういう車があったか
それはパッと思い付く限り
過去20数年前までさかのぼる
Be-1とフィガロ位しかなかったんじゃないかと思う
(1987年、1991年)
この2台、親しい友人が乗り継いだので
私も身近に知ってますが
Be-1は大人気を獲得して当時かなりプレミアが付いていた
フィガロも入手困難だった
あとは手前みそだけど
専用に作ったAZ-1とか、コペンとかかな
とにかく今までは約20年間
プレミアム・コンパクト市場なんてのは
国内にほとんど存在しなかった市場なんだから
新規市場を作る醍醐味はあるし
ポテンシャルは大きい
S660は十分その先頭に立てるでしょう
世間体を気にする日本人も
「小さな車ならエコだし、遊んでもいいかな」と
振り向いてくれるかもしれない
新しい市場やジャンルができると
我々消費者も楽しいもんだ
ということでそろそろS660貯金はじめときますか!?笑
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