2012/05/14

現代のロデオ

「バイクとポルシェ(911)は誰でも速く走らせられる訳ではない」
という話が出てきたが

確かに911はリヤエンジンという現代においては稀な
エンジンレイアウト構成をとっていて
このクセをつかみとらなければ速く走らせることはできない
リヤエンジンなのでコーナー立ち上がりのトラクションは
エンジンの荷重がかかって非常に食い付くが
反面フロントが軽過ぎて浮き、前輪がスリップアウトしたり
リヤが重過ぎてコーナーでスピンアウトしたり
という目にあうんだと思う
一応それにちょっと似たミッドシップの車に乗っているので
(AZ-1)分かっているつもり

実は今月号のCARトップにAZ-1の記事が少し載っていて
「軽スポーツ800ccの夢」という記事の中の一幕
AZ-1は挙動がピーキーで恐かったという感想が載っていた

いや実際、他の車に比べたらそうなんだと思う
でも何だろう、それを乗りこなすのが面白いというか
それを操って最高の性能を発揮するのがAZ-1の良さであり
(意味がなくてピーキーなのではなく、相当のポテンシャルを
 秘めている)
AZ-1に今も乗っている方は誰もこの点をネガティブには
考えていないと思う
という類の車やバイクが自然と昔から好きな気がする

ピーキーとはこのバイクのためにあるような言葉であり
6,000rpmを境に人が変わったようにぶっ飛ぶ様は
二重人格の「ジキルとハイド」と形容された
低速はスカスカで(チャンバー入れるともっとスカスカ笑)
燃費も2ストなので悪く
(ツーリング行くと友人のGSX400FやGPZ250が
 リッター25km走るところ、RZ350はリッター15kmだった)
オイルも減り笑
良い点と言えば高回転の一瞬の輝きみたいな
そんなバイクで万人には受け入れがたい存在だったが
(仲間うちでも乗っているのは私1人だった)
中型最強の加速力は(当時新型のVF400Fの全開を
一瞬でまくった)
映画キリンじゃないけど負けず嫌いにはもってこいの存在で
フロント浮きまくりの非常に危険なバイクだったけど
2スト好きの方は誰もネガティブには思っていなかった
海外ではポケットロケットと呼ばれていたみたいね笑
いま中古車は非常~に高いです(大型バイク買えちゃう笑)

これは残念なバイクだった
それは危なくて「牙を抜かれた」こと
水冷2スト125ccのそれは現代の250ccスクーターをも
軽くチギるポテンシャルを秘めていたが
あまりの高出力ゆえ、出足ホイールスピンしたりウイリーして
事故を起こされたらたまったもんじゃないとメーカは判断し
ミッションのセッティングで出足の回転を去勢されたように抜かれ
まったくもって加速しない状態で世に送り出された
ゼロ発進の40km/h位までは情けないことにモモモ~と
50ccのバイクより遅かった
そっからは何とか回転が上がるので本領は発揮したが
個人的には発進のコントロールは自分でするので
余計なことはしないでくれ、というのが本音だった
(かえってネガティブに)

フルチューンゴリラ(メッキゴリラの1979年初期型6V)
こんな車体、小径タイヤで100km/h出すか?
という点に、惹かれた笑

V-MAX(旧型、1200の方)
Vブーストで140PSですよ、車体が全然ついてこんかった笑
まさに暴れ馬を乗りこなす心境
そこがまたV-MAXの魅力で世の中にファンの方は
多数存在します
1985年から2007年頃までかな、22年間も作られた
サニトラのような長寿バイクだった

その他AZ-1、ZX-12R、ジムニー改とか
操作系の車バイクかな、が自然と好きです
それを操って楽しむのが
ともすればその世界の最高の性能を発揮、堪能するのがね

映画を観たり、このスマホのアプリすげえなあとか
受け身で楽しむのもいいけど
なんかスケートうまく滑ったり、ゴルフうまく飛ばしたりってのも
面白いじゃないですか、自分で能動的にやって
その感覚かな

ま、でも、なにはともあれ安全が第一です
スケートリンクでも道路でも自制が必要です

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