2012/02/25

動と静

通勤路のマルセロに
ファイヤーバード・トランザム(1977)が入った
これか↓
し、渋っ!
北海道住んでた小学生の頃、アメ車は憧れの車だった
ファイヤーバードがよく似合う
小さい頃ファイヤーバードと言えばこのトランザムと
Mr.手塚治虫の名作・火の鳥(朝日ソノラマ初版で全巻持ってます)
不老不死、輪廻転生を描いた名作だった

本日発刊された日経ビジネスでは
表紙の裏の広告がこれだ↓
そう、ハチロク
日経ビジネスにこの手の若者の車広告が載るのは珍しい
(おっさんの雑誌笑)
ターゲットとして1980~90年代の元スポーツカー乗りも
リバイバル・ユーザとして狙ってるからだろう

とにかく日経などの情報を普段読んでると
「変化」「イノベーション」「技術革新」そんな言葉が踊り狂っているが
車は技術革新や変化などなくても伝統的に古い車が魅力を保ち続けている
冒頭に挙げたトランザムもそうだし
旧車で一大イベントができる位だし
AZ-1もそうか、変化があるわけでなくただたたずんでいるだけで 永遠の魅力だ
イノベーションの「動」に対して、伝統の「静」だ
この86のコラムをもじって)

ITにはこういった静の魅力が希薄だ
古いパソコンがずっと使える訳ではないし(せいぜい性能的に5~6年)
古いソフトが永遠に魅力を保ち続けるのも非常に稀だ
その時代時代がピンポイントで勝負なのだ
そういう意味では車の方が持続性があるのかもしれない

まあコンピュータの世界もレガシーシステムと言って
ガチガチに組んだ古いオフコンを捨てることができず
ずっと使い続ける企業もあることはある

そんな時重宝される人材は
その古く特殊なOSのしくみを全部理解しているSIエンジニアだそうだ
なるほど

車で言ったらこれは
ツインキャブのセッティング、同調ができる人
とかになるだろうか
今やキャブレターを扱える人なんて少なくなったのでは

以上、車はITやコンピュータと違って
そういう歴史的な、永久不滅で変わらぬ姿の伝統も
楽しんでいきたい

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