2012/02/09

未来の異種格闘技戦

なんかこのスバルBRZのショートムービーいいねえ↓
泣けてくる
こんなふうに車でドラマを刻んでいきたいね

前々回のブログで将棋のことを書いたが
今朝の朝日新聞でちょうど将棋のコラムがあった
「将棋ソフトと作る新たな局面」と題して
将棋ソフト・ボンクラーズと米長邦雄元名人の一戦について

元名人はリスクを覚悟で常識外れの手を打ったそうだ
過去の戦局が役に立たないよう徹底的に勝ちにこだわった

ちょうど今日の19時半からのNHKでもその戦いを分析してた
(歯医者があったので早く帰って観れた)

結果的には7時間の戦いの末、人間のわずかなミスを逃さず突き
そこからボンクラーズの勝利となった
人間はミスをするファジーなもの、と、計算ミスはないコンピュータの
象徴的な結果となった
7時間も戦えば人間は疲弊してミスもするでしょう

このように人間のプロフェッショナルな仕事が
進化したコンピュータに脅かされ始めている

その人間と機械の戦いは
昔の異種格闘技戦のようで、観る方は燃える
家で家族全員で観てたなあ笑
手に汗握り
視聴率38.8%だったそうだ

ものづくりの世界にもその道のプロがいる
例えば機械系や電気系の高度なCAD設計ソフトを
縦横無尽に使いこなす設計のプロ
設計専業メーカとして、大手セットメーカから委託を受け設計をこなす
みんなが手にしている製品の半分はこの連携かも

言わばF1メーカはドライバーを自社の社員ではなく
腕の立つ外部のF1パイロットと契約するのと同じことか
最善の結果を考えると、そうなる

その設計の世界も、人間よりコンピュータの性能が凌駕しつつある
例えば産業機器用の大規模プリント基板
搭載する部品点数は数千個とか
結線するパターン配線も数万ネット(本)とかなる場合もある
それらを最も効率よく部品配置し、全ての配線が交差ショートしないよう
多層基板で設計するには、いくらCADソフトを使ったとしても
人間がマウスで1個1個配置、1本1本引いていては
日が暮れてしまう
製品の市場投入がいつになるか分からない

そんな時自動部品配置や自動配線ソフト(Auto Router)を使えば
コンピュータとソフトがあらよっとかなりの配線率で自動で引いてくれるのだ
例えばこの映像のように
人手と比べてその納期短縮は歴然

とどのつまりF1のドライバーも将来的には
コンピュータの自動運転の方が速くなるかもしれない
全ての状況を瞬時に計算して、最適な出力、動作にして

Mr.シューマッハの孫 vs 無人の帝王との対戦・・
そんな異種格闘技戦も実現していくのだろうか

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