2011/08/13

Car meets Bike

車とバイクは似ている
基本的にどちらも内燃機関で進むわけだから
構造的には同じになるはずだ

だがしかし違う道を歩んだものがあった

その一つはまずマニュアル・ミッション
車はシンクロを持ったHパターンのミッションになったのに対し
バイクはシンクロを持たないドグ・ミッションの道を貫き通した
当然、シフトのしかたはまるで違う

Hパターンミッションはシフトレバーの移動距離が多いため
変速に時間がかかる。
またクラッチを踏まないとギヤは基本的に入らないため
同じく変速に時間がかかる

バイクのミッションはシフトチェンジペダルの移動距離も少なく
ギヤもクラッチ切らなくても入っちゃう位ので
素早い変速を行うことができる

1回後輩のVT250Fが山でコケてクラッチレバーを折った際
器用にもクラッチなしで家まで走って帰ってきたからね
止まったり発進する時どうするのかというと
停止する時は動いてる最中にニュートラに入れてしまい
発進するときは吹かしながらギヤをガンッと1速に入れると
何とかエンストせずに走り出せるのだそうだ
へぇ

とまあ車とバイクでマニュアルミッションは別々だったが
最近の四輪はデュアルクラッチトランスミッション(DCT)の普及で
変速時間も短くなり、バイクのミッションに性格が近くなった

でも個人的には、DCTはミッション系統を2つ持つことなどから
構造が複雑化すること、およびその分重くなるから
(通常のマニュアルミッションに比べ+20kg位重くなるそう)
単純にバイクのミッションと全く同じ構造じゃだめなのかね?
と思う

以前も紹介したこの隼のエンジンを積んだカプチーノを見ても
とても素早くシフトチェンジできてるし
これで十分な気もする

エアーシフターなんて機構もあるから
応用すればほんとに変速時間を短くすることできるしね

もう一つ違う道を歩んだのは
クラッチ

車は乾式クラッチが主流だが
バイクはずっと湿式クラッチだった

これも最近車がDCTで湿式クラッチ車も出始めたため
ここに来てバイクと車の構造が近くなった

同じくミッション関係で自動変速の方だが
バイクは昔からCVTが主流
車はトルクコンバーター式のオートマチックが主流だったが
ここに来て車のCVT車両もうんと増えた
ここもある意味バイクと車が似てきた

どちらかというと車が、バイクの構造に近付いてきた気もする

ひょっとすると将来、車の基本的な構造、操作方法全部が
バイクに似通って来る時代が来るのかもしれない

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