車とバイクは似ている
基本的にどちらも内燃機関で進むわけだから
構造的には同じになるはずだ
だがしかし違う道を歩んだものがあった
その一つはまずマニュアル・ミッション
車はシンクロを持ったHパターンのミッションになったのに対し
バイクはシンクロを持たないドグ・ミッションの道を貫き通した
当然、シフトのしかたはまるで違う
Hパターンミッションはシフトレバーの移動距離が多いため
変速に時間がかかる。
またクラッチを踏まないとギヤは基本的に入らないため
同じく変速に時間がかかる
バイクのミッションはシフトチェンジペダルの移動距離も少なく
ギヤもクラッチ切らなくても入っちゃう位ので
素早い変速を行うことができる
1回後輩のVT250Fが山でコケてクラッチレバーを折った際
器用にもクラッチなしで家まで走って帰ってきたからね
止まったり発進する時どうするのかというと
停止する時は動いてる最中にニュートラに入れてしまい
発進するときは吹かしながらギヤをガンッと1速に入れると
何とかエンストせずに走り出せるのだそうだ
へぇ
とまあ車とバイクでマニュアルミッションは別々だったが
最近の四輪はデュアルクラッチトランスミッション(DCT)の普及で
変速時間も短くなり、バイクのミッションに性格が近くなった
でも個人的には、DCTはミッション系統を2つ持つことなどから
構造が複雑化すること、およびその分重くなるから
(通常のマニュアルミッションに比べ+20kg位重くなるそう)
単純にバイクのミッションと全く同じ構造じゃだめなのかね?
と思う
以前も紹介したこの隼のエンジンを積んだカプチーノを見ても
とても素早くシフトチェンジできてるし
これで十分な気もする
エアーシフターなんて機構もあるから
応用すればほんとに変速時間を短くすることできるしね
もう一つ違う道を歩んだのは
クラッチ
車は乾式クラッチが主流だが
バイクはずっと湿式クラッチだった
これも最近車がDCTで湿式クラッチ車も出始めたため
ここに来てバイクと車の構造が近くなった
同じくミッション関係で自動変速の方だが
バイクは昔からCVTが主流
車はトルクコンバーター式のオートマチックが主流だったが
ここに来て車のCVT車両もうんと増えた
ここもある意味バイクと車が似てきた
どちらかというと車が、バイクの構造に近付いてきた気もする
ひょっとすると将来、車の基本的な構造、操作方法全部が
バイクに似通って来る時代が来るのかもしれない
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