空気抵抗は
スポーツカーを語る上でも、エコカーを語る上でも
避けて通れない道
空気抵抗は速度の2乗に比例するから
速度出せば出すほど強烈にかかってくる
ここの説明が分かりやすいかな
風圧はバイクに乗ると顕著に体験できる
例えば直立姿勢、カウルなしのV-MAXで高速道路を飛ばすと
風圧で腹筋が全開になる(ほんと)
高速で道を譲ってくれて、手をあげて挨拶しようものなら
風圧で手を後ろに持ってかれて、ハンドルに戻せなくなる(ほんと)
うちにあるジムニーとAZ-1
この2台エンジンはほぼ一緒なのだが(K6A、F6A)
高速の走りは全然違う
ジムニーはいわずもがなものすごい風圧を受けます
(空力を無視したデザイン)
AZ-1は高速でもスイスイ走る
運転してて違いが分かります
燃費にもそれがあらわれて
ジムニーは高速巡航燃費必ず11.5km/l
AZ-1は高速道路だけだと19~20km/lいきます
空気抵抗の大きさはCd値に前面投影面積をかけたものらしい
例えば3ナンバーの1BOX車と、AZ-1の前面投影面積↓
もしCd値が両車同じだったとしても
面積は
1.8m×1.8m=3.24平方m
1.4m×1.15m=1.61平方m
そう、倍位違うから、空気抵抗は1BOX車の方が2倍位になる
まあ100km/h程度の風圧なら大して変わらないかもしれないが
今後車はますます低燃費化が要求されていくのは必至で
そうなった時、もしかするとスポーツカータイプの車が
復権するのかもしれない
空気抵抗を極力減らすため
今まで空力の歴史を振り返ってみると
バイクは、今の若い人は知らないかもしれないけど
昔はフルカウルのバイクなんて禁止だったんだ
そこに初めて風穴を開けたのが
フルカウルが採用されたバイクが
このRG250ガンマ↓
音はこれ↓(なつかしー)
1983年頃、ちょうど私達が16~7歳の頃ですよ
そりゃみんなの大注目でした
一度あ、ガンマだ!と初めて街中で発見し
(バイク屋の人が試乗していたと思われる)
きちっと見ようと近付いていったら
風のように消え去って見えなくなってしまったのを
鮮烈に覚えている
そこから2スト250パワーウオーズは始まった・・
実際友人が乗ってた250ガンマを一度乗らせてもらいましたが
もう3,000rpm以下全くスカ
タコメーターも3,000rpm以下の目盛りないんだけど笑
街乗りを全く無視したセッティングでした
(その乗りにくい方がファンを釘付けにする)
まだRZ350の方が排気量ある分、下のトルクは太かった
車では
スーパーカー・ライトなんてあった
正式名称:リトラクタブル・ヘッドライト
ボンネットの中に隠れるやつ
空気抵抗を考慮して、昼間ライトを隠してしまおうというしくみ
これも日本で禁止だったのか、前例がなかったのか
しかし初めて採用されたのは初代RX-7のSA22だったかなあ
まだ「サバンナ」の冠が付いてる時の
それは小6の時だった
街行くRX-7を小学生達が昼間じーっと見てると
運転手がライトをパカッと出してくれるんだよね
うおーっと皆で喜んだりして、サーキットの狼が流行ってた世代
ちなみに今はまたスーパーカー・ライトは禁止になりました
ライトが隠れるのはけしからん、ということで
自身もスーパーカー世代としては買いましたよ
リトラ・ライトの車、180SX
色は真っ赤
これも古い人間は真っ赤なポルシェや真っ赤なスポーツカーに
憧れを抱いていた、悲しいかなほんとに古い世代だな笑
その他
自分が若い頃はFRP技術が発達して
エアロパーツというのが流行り出した時期で
とにかく「フルエアロ」という言葉が(死語か?)憧れの的だった
有名だったのは「ヒロのフルエアロ」
実際街中で空力効果あったのかなかったのかはさておき笑
表現方法はいろいろあったけど
みんな車バイクに熱を入れてた昭和の時代
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