2012/04/24

現代の86の賭け

製造業がだんだん自分の国に回帰してきたそうだ
もとはと言えば必要以上に新興国だあ新興国だあと
特ダネ魂でアオった経済誌の情報誘導みたいなところはあったかも

回帰・・どちらかというと肯定的に使われるこの言葉
「ふりだしに戻る」ではなくて「原点に回帰する」とか使われますよね

「ハイテク」も大事だけど
テレビのリモコンがこんな言われ方になるようでは
iPhoneの直感的なシンプル操作の方が人に好まれる

進化が速い方がいいのか悪いのか
例えば私が初めてパソコンを買ったのは1993年頃だ
約20年前のWindows3.1マシン
(正確には家にもっと古いPC9801や8801があったけど、それはおいといて)
当時はまだCPUも80486の66MHzとか、そんなんだった
メモリは16MBでね笑 HDDは420MB、モニタはやたら球面のブラウン管
そんなマシン、いま間違っても使えないよね

でもシンプルで直感的操作のAZ-1は、同じ20年前の車だけど
今でも十分使って楽しめる
進化が速けりゃいいってもんでもない気がする

ごくシンプルな方が直感で心に響く場合もある
絵を描いて楽しむのなんか、まさしくこれだと思う
きれいな絵が描けた時はうれしい
学生時代はノート落書きだらけだった(おーい)

トヨタの86はこの線を行っていると思う
決して「ハイテク」の車ではないと思う
今の時代ハイテクと言うのは4WDのフル制御で
1輪ずつ最適な回転、トルクをコンピュータがはじき出して
自動制御するとか、そんなのだ

86は古めかしいリヤ駆動
原点回帰の直感的操作
単に車高が低いというダイレクトな動きの気持ちよさ
そこに楽しみを見出す若者が出るかどうか
実は私も興味津々である

0 件のコメント:

コメントを投稿