2011/02/16

つまるところ年収

ついに韓国車がレースカーを出してきた↓
今まで実用車一辺倒だったが
車文化が進んできた

チューニング技術は日本が一日の長で
HKSのパーツを使ってるらしい
機械技術の価値

スイスの精密機械腕時計は今でも人気が高い
単純に考えたらクオーツや電波時計に比べて
時間は正確でない、落としたら壊れやすいなど
実用価値では劣るのに、なぜ売れるかというと
それはやはり精密な機械美の価値があるからだと思う

BBSのホイールもその類かもしれない
コストをおしまない鍛造製法の最高級品

その他過去にあった機械美としては
ヨシムラの手曲げ集合、Z2の冷却フィン、CBX1000の直列6気筒など

最近の車そういうのないよね
機械美やデザインがカリスマ的で
それに惚れて買った、なんて少ないよね
どちらかというと燃費○○km、とか
アイドリングストップするから買おうとか
そういう実用価値で見るよね

でもそういう実用価値だけだと弱いと思う
例えば最近通信販売が不景気をものともせず
通販で買えたら車で買いにいかなくていいよね
だったら車いらないや、てことになる
個別に走らない方がエコだし
エコによる車の価値なんてそんな程度のもの

これがスイス時計だったら
使う使わないに関わらず高い金出して買うよね

そういう機械美にそろそろ飢えてるから
日産のジュークなんて超個性的なデザインの車が
スマッシュヒットするのかもしれない

東京オートサロンの入場者数も
車離れとか騒がれてるにも関わらず
入場者数伸びてるし
あそこはやっぱメカで遊ぶ世界だぜ

実は車に興味がないんじゃなくて
薄っぺらな価値のビジネスばかりで
利益が少ない→年収が少なくなってるから
減った分高い買い物(車)からなくなく購入を控えてる
だけかもしれないぜ

下図、日本の平均年収と車の販売台数の推移を比較してみたが
これがけっこう似た推移になるんだよ↓

車の方(縦棒グラフ)は年収(折線グラフ)に比べて
90年頃のバブル先食いの反動で93年頃落ち込んだり
ちと変動が激しいが
95年以降年収に比べて台数が減ったのは
Win95、98によるPC、インターネットの伸長、プロバイダ料の支払い
携帯電話普及による毎月の通話料支払いの発生
などでそのぶん車のローン代や購入が削られたと考えれば
説明がつく
インターネットや通販で便利になった分
移動に使う実用的な車もあまり必要なくなった、とか

つまるところ単純に年収を上げるのが
自動車ビジネスの復活に一番効果があるのではないかい
もっと製品に実用的価値以外の付加価値を付けて
利幅を大きくして・・

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