2015/11/25

自動車の運命は自動車メーカにかかっている

今日は真面目な話でいくよ(え~)
私が真面目な話書くとアクセス数落ちるけど爆

最近考えを新たにしたこと

「自動車は限りなくプロダクト・アウト

たまたま最近自動車のものづくりの本を読みましたが

日本のエクセディの電子制御オートマチックトランスミッションも

日本のジェイテクトの電子制御パワーステアリングも
ものすごい技術と、精度と、公差なんだよね

世界に誇る日本の逸品

まあ昔のオートマやステアリングはひどかったけどね笑

オートマはパワー食われまくりだし、ステアリングは遊びが多過ぎて
親父のコロナは直線走ってても常にハンドルを左右に切ってたっけ・・
(すみませんそれが当たり前の時代です)
今の車、直線走ってて左右にハンドル切る車なんて、ないよね

日本人が技術を昇華させました

よく欧州の人はMT車が好きでAT車は嫌い、だから欧州メーカもMT車を造る
(※マーケット・イン

と言われてますが、これはもしかするとそうじゃなくて
高度な油圧ATを欧州では造れなかったからMT車しか出さなかった

結果、消費者はMT車しか知らない、MTが好き、という循環になったのでは?
(※つまり、プロダクト・アウト)

まあベンツは比較的日本向けにAT車を多く用意してくれましたが
でも190もAクラスのATも、性能や耐久性で評判はよくなかったと思います
(どこ製のATかはよく知らないけど・・)

そもそも車という高度なものは、一般消費者が造れるものではないので
必然的にメーカの造った通りに従うことになる
すべからく、それはプロダクト・アウトとなる

欧州人はディーゼル乗用車が好きだと言うのも
消費者が好きだったんじゃなくて
メーカが消費者を好きにさせたんじゃないだろうか?

日本メーカが電動ハイブリッド車を世界で初めて市販した時期と
1997年プリウス

電動ハイブリッド車を造れなかった欧州で、ディーゼルの普及が
急増する時期(1997年~)の符号が一致する(グラフ拝借)
http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g50418b01j.pdf
市場が増やしたんじゃなくて、メーカが増やした感はあります
ということで、車の志向は、実はメーカが主導した方が多いんじゃないかと

その次
「マーケティングが全てじゃない」

商品(車)を作るにあたって
マーケティングという市場調査、分析をすればするほど
出てくる解は同じになり、商品は凡庸になる・・んじゃないだろうか?
(使い方を間違うと、ね)

最近の車と比べて、おとといお台場旧車天国を見てて思った
昔の車はみな個性的で印象に残る

それは当時マーケティングなんてなくて
思い思いに車を作っていたからこそ

個性的な車が生まれたんじゃないだろうか?
長い目で見てそれが魅力となり、商品力となる

これもつまるところメーカ主導のプロダクト・アウトかあ

自動車の運命はやはりメーカにかかっているのかもしれませんね

2 件のコメント:

  1. プロダクトアウト・・・昔のHONDAがまさにそれでしたね。
    うちはこういう車を作るから、欲しい人は買って。・・・てな感じで値引きもほぼしません。
    車の性能のためなら車種ごとに個別部品でもしょうがない。プラットホーム共有なんて考えはまったくありませんでした。
    でも、エポックメイキングな車づくりで一時代を築き一気にトップメーカー入り。
    その先に待っていたのは・・・、巨大企業になってしまったがために大衆に迎合せざるを得ない現状。
    今、フェラーリがその方向に向かっているのかな・・・。
    SUZUKIは自称 中小企業の親父 が仕切っているので、TWINだろうがチョイ乗りだろうが鶴の一声で・・・。小回りが利きます。

    余談 さわやか はこの商品でいきまっせ。でほぼ特化した商品で成功。

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    1. 確かにスズキのツインとチョイ乗りはすごかった!
      (ツインはかなりほしかった笑)
      ケーターハムにポンと軽エンジンを提供したり、
      遊びゴゴロがあっていいですね。

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