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2021/07/13

JARI最高速走行会を終えて、Ninja H2考察その2「外気温度による出力ダウン」

 火曜朝は24度!


今日も雨は何とか平気

頑張ってるぜ11万3千km

クラッチベアリングとクランクシールは直したので、しばらく持つだろう笑

3枚目のディスクローターは(5万kmごとに交換)
鋳鉄製だけど笑

今日はちょっと黒い筋入った^^;)
毎回ローターのご機嫌伺うようになった笑

帰りも雨平気

クラッチの動きはすごくスムーズになったねえ
遠出もできそうだ^^)

さて第2回超MAX SPEED走行会を終えて
昨日の考察その1(強化クラッチ編)に続き、考察その2は

「熱ダレ」について^^;)

今回シンさんも私も感じたことだけど
5月に行った第1回より明らかにマシンが遅くなってる^^;)

これは前も書いたけど
過給機車は夏に空気が膨張して、酸素の充填効率が落ちると

11月に筑波サーキットを走ると

走行開始前に39度だった吸気温度は

なんとストレート全開後は94度まで吸気温度が上がる、11月で^^;)
温度が上がるから吸気温度計が付いてるんだけど笑
その位過給バイクは過酷なんだね

だいたい5月の外気温15度と、7月の外気温35度で
どの位パワーが落ちるかと言うと

ガスタービンの外気温度~出力グラフが参考になるけど
15度と、35度で、約10%出力が落ちるそうだ

私のNinja H2のECUマップは

リリカ横浜製で

実際ナップス幸浦のフックス製ベンチで測ると

13,000rpm時に約220PSという結果
寒くてパワーの出る2月、ノーマルマフラーベースでね

ということで涼しい5月に比べて、暑い7月は220PSの約10%ダウンで、200PS程度になっていると思われる

実際その位の加速力だったよ笑
5月に走ったばかりだから差が分かる

だいたいガスタービン(ジェットエンジン)は吸気温度15度以下はいくら冷やしても出力は変わらず
IM270シリーズ|ラインナップ/株式会社IHI原動機
だいたい15度位なら完調を保てる感じだね

あまり寒過ぎると、今度は別の問題でパワーが落ちるってね
(寒過ぎてガソリンがうまく気化できない)
これはなるほどだね

また自然吸気車は、過給機車ほど高温な外気温の影響は受けない

吸気温度は、アイシング(ガソリン気化時の冷却作用)で逆に凍る位だし笑
そもそも無理に吸って負圧になる位だし、逆に気圧が低くなり断熱膨張で吸気温度が下がる笑

そう考えるとだよ、Ninja H2のフレームってのは
網目状のトラスフレームなんだけど

このフレームカバーを外すと

これだけフレームがスカスカなんだ

なんでこんなに風通しを良くしたかと言うと

これはもう吸気のインテークチャンバーを冷やすためだね笑

天然ラムエア・インタークーラー笑

そして排熱を良くして、高温過給した熱を逃がしてるんだ

だからスーパーチャージャーとトラスフレームは一心同体笑

これがもし

ZX-10Rのような面剛性のアルミフレームだと
吸気ユニットの熱の逃げ場がないでしょう笑

フレームで完全密封されてね

だから面的なアルミフレームは採用できなかったんだ、Ninja H2は(たぶん笑)

最初アルミは早く溶けるから火噴くNinja H2のフレームには使えないなと思ったけど笑
これは吸気温度を冷やすためだな笑

実際ZX-10Rに乗ってみても

フレームとカウルで完全密封だもんね

吸気ユニットの部分ね
まあラムエアインテークで風は入ってるのだろうけど

吸気ユニット全体を冷やす構造にはなってない

Ninja H2のガラ空きフレームは、そんな効能があったんですね笑
まあそれでも313km/h出たからよし!笑


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