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2022/05/19

シグナス・グリファス用の硬度HRC60アクスルシャフト到着。奥が深い鉄や素材の世界。

木曜は自宅リモートワークでシグナスX通勤お休み!


月曜に注文した、シグナス・グリファス用の強化アクスルシャフト

https://blueskyfuji.blogspot.com/2022/05/hrc60.html


表面硬度:HRC60の、超硬ドリル刃と同じ硬さの
が、パーティアップさんから

今日届いたよ!


製造したのは、ネクト・プロ・レーシングさんなんだね

どれどれ
しっかり説明書が入ってる

シャフトがもっのすげーツルツルしてる

なんつーの、テフロン加工したフライパンの表面のような肌触り
それでものすごく硬そう

ボルトの頭もしっかりしてる

これでだいぶ剛性と精度、円滑性が出そうだね

1本1万円の逸品

シグナスXの12mm径のシャフトに比べて
グリファスは10mm径と細くなっちゃったからね^^;)


これがシグナスXのフロントで


これがグリファスのフロント
あんた何でも写真持ってるね笑

ちなみに何でグリファスは10mmと細くしたのかな?
10mmの方がそんなに安いのかな?(コストダウンか)と思い

ヤマハのパーツリストで調べてみると

シグナスXの12mmシャフト:594円

グリファスの10mmシャフト:990円
と、実は細いグリファス用の方が全然高かった笑

なんだコストダウン対策じゃないのか

でね、グリファスの細いアクスルシャフトを見てみると

黒色なんだよ
これは実は

黒色酸化被膜のSCM435という
硬度が硬くて、高価なボルトなんだよ、たぶん

普通の安いボルトは、S35Cといって、10本入っても519円笑

これを強度表で比較してみると
S35C:570N/mmに対して
SCM435:930N/mm
SCM435の方が1.6倍位強い

だからシグナスX用の

12mm径シャフトに比べて

グリファスは10mm径でも強度的には十分と
その分軽量化を追い求めた結果なのだろう

決してシグナスX用の12mm径に比べて

グリファスの10mm径は、ケチってそうしたわけじゃなくて笑

軽量化と、強度維持のために逆に高価なシャフトにした
と言っておこう

グリファスの名誉のために笑

さらに強くなるといいね、硬度HRC60のシャフトで
値段はグリファス純正の10倍笑

ちなみに硬けりゃ硬いほどいい、ってわけではなくて
硬いと靭性が落ちて、ポキッと折れやすくなるんだ

ジムニーの強化アームがそうで
突撃アタックしても、すごく強いんだけど
ある限度を越すといきなりボキッと折れる
(走行不能に)

ノーマルアームは、弱くてすぐグニュッと曲がっちゃうんだけど
曲がるだけで、折れはしないんだよね
なので自走して帰れる

なので硬度HRC60のシャフトでも、ネジ部はあえてHRC45に落として
https://nakasa.co.jp/case_02
ナットを締めたとこがボキッと折れないようにしたりするんだね


ちなみに大型バイク用の高級クロモリアクスルシャフトも

https://www.jagerlauft.com/scm435h?page=2

素材はSCM435で、表面硬度をHRC60とかにするそうだ

焼入れで表面硬度をHRC60とかに上げると
硬度を確認するテスター工具で引っ掻いても、傷付かないってね

結構鉄や素材の世界も、奥が深いですね!
私はゴルフボールが硬いか柔らかいかも分からないよ^^;)


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