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2024/08/06

ドイツのレカロ・オートモーティブ社の破産申請について。破産に至った理由その1~その5

 火曜朝は28.9度!


わりかし涼しい

花壇の脇が元気笑

空が広い

熱に負けず来たよ

こっちのシールも白くなってくるんだろうか?^^;)

ローターは仕事して熱くなってる

上に見えてるのがイグニッションコイル
下に見えてるのがシリンダーヘッド
穴開けて風通し良くなった笑

レギュレータ―は洗濯バサミならぬ目玉クリップで冷却笑
それでも追い付かない!

ホイールが触れない位熱いなんてねえ
エア圧変わってる?笑

さすがアクラポのスプリングは1本でも強い笑

帰りは暗くなった

今日も無事帰ってきました!

さて時事ネタとして
ドイツのレカロ・オートモーティブ社の破産申請について触れておこう
自動車用スポーツシートの名門中の名門

私の

ジムニー改も

レカロシートが入ってます
速度の出ないジムニーとて

時には横転しそうな位横になるので

身体のホールド性は必要なんです!

さて何で名門のレカロが倒産したか?だけど
親会社のファンドが絡んでるので
計画倒産かもしれません
事業を移管して負債をチャラにする、ね

最近のRecaro Reportを見る限り
業績は悪くなかったようです
Home - RECARO
1番目にゲーミング・チェア

2番目にベビーカー・チェア

3番目にやっとカー・シート

4番目にエアクラフト・シート

5番目に最近始めたトレイン・シートが出てくるので

自動車用シートの優先度や販売規模は小さかったんだろう
なので一度清算対象となった

これデータから考えると
私の旧ホームページが参考になるけど笑
実はね、レカロのバケットシートを必要とするような
2ドアスポーツカーの販売台数は

バブル期を頂点に、うんと下がってるんだ
まあ日本の傾向だけど、世界もほぼ同じと言っていい

昨今主流の1BOXカーやファミリーカーに

バケットシートなんて付けないでしょう笑
それがレカロシートでさえ廃れた理由その1

もう一つ、最近は自動運転の開発に忙しくて
街中ノソノソね笑

自動車を速くアグレッシブに走らせる技術なんてのは投資しなくなった

だから高速テストコースはメーカも使用しなくなって
空いちゃったから、我々一般人が使用できるようになったでしょう

これも時代でレカロシートを必要としなくなった理由その2

ちなみにカー・シートの世界シェアは
下記Webに載ってる通り
自動車シート業界の世界市場シェアの分析 | deallab

コレクターズ・アイテム的なレカロは出てこない
日本メーカだとトヨタ紡織が3位に入る

そして昨今は
車体とシートをシステム・インテグレーションして設計してくる

車体と連動した電動パワーシート、シートヒーター、自動センサー等

こうなると外様で独立したレカロシートの出番は無くなる、理由その3
車のハンドルもエアバッグ時代になって
MOMOステやナルディの社外ハンドルに換えられなくなったでしょう笑

ちなみにエアバッグ時代前の
1992年式AZ-1には

純正オプションのMOMOステが付いてます笑
最近の人知らないんだろうなMOMOステなんて^^;)

さらに最近は環境問題も非常に厳しい

車体の内装、シートの材質含めて
統合的に環境レポート、サーキュラーエコノミーに対応しなければならない
これが統合研究できないレカロシートの弱さ、理由その4

さらに極めつけは
トヨタ紡織は前述の車両メーカの課題に対応しながら

レカロばりのスポーツシートも作ってしまった^^;)

最もレカロみたいなシートを必要とする最後の砦
GRヤリスやGRカローラまでも、お株を奪われてしまった
これがレカロ斜陽になった理由その5
コーチビルダーのピニンファリーナやベルトーネが没落した理由に近い

今は3D設計でシート含め統合設計する時代ですからね

ほんとはレカロもどこか大手自動車メーカ系に買収された方が良かったのかもしれませんね
ドカティのように

今後レカロはアナログ的に生き残るか?
孤高の存在、これからが試練です!


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