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2020/07/17

金属用3Dプリンタで、ポルシェ用のピストンを作れる時代になった

木曜も天気いまいち

雨でもバイクに乗れるのは幸せなんだよ

今日は過酷な「ピストン」の話

ホンダNR500の「楕円ピストン」は

前例のない形状ゆえ
初期はシール不足で2ストのように白煙を吹き 

テストではピストンが粉々に飛び散って姿形が無くなった

その位ピストンというのは過酷なんですね

熱、圧力、高回転・・
どれも半端じゃない

自身の経験で言うと

私の乗ってたヤマハグランドアクシス100は(2スト)
6.66万km走った時点で(オーメンね^^;) 

走行中にピストンが「ボーンッ!」と粉々に砕け散った
ピストンの破片がプラグの電極に挟まってたよ^^;)

真っ先に壊れるのはピストンな位、やはり過酷なんだ
そのピストンを

金属用3Dプリンタで作ってしまったというニュースが!
https://response.jp/article/2020/07/15/336598.html

しかもポルシェ911ターボGT2-RS用の!
 な、730PSだよ!

 金属用3DプリンタはTrumpf(トルンプ)という所のらしい
いや3Dプリンタって言ったら、もろい材質のしか作れないんだと思ってたら

今や熱を入れて鍛造に負けない位の強度を持てるらしい

3Dプリンタの製造法は、材料の粉にレーザーや紫外線を当てて
ジ~コジ~ココンマ何mmずつ1日位かけて積層してくんだけど
https://classicporsche.jp/articles/detail/684

3D CADデータがあれば何でも作れるんですね

材料自体はマーレのを使ってるらしい
ピストンで世界シェアNo.1なんだ、へえ
ウィキ

マーレは大手自動車部品メーカですね

自動車は部品の集合だから

各々の部品は

大事です

確かにマーレがピストンの展示してるね

さすがに車のピストンだけあって大きいよね

ちなみにこれは

モンキー125の

シリンダーと

ピストンですが笑

やはり小さいよね笑

ポルシェに比べりゃ子供のようです

このきれいなのが武川181ccの4バルブスーパーヘッド用のハイコンプピストン笑

ちょっと大きいね

薄くてレーシーでしょう笑
基本、フルチューンですから笑 

寸法もキッチリしてて

なっかなかシリンダーに入っていかなかったよ^^;)
と、ちょっと余談でしたが^^;)

マーレのYouTubeを見ると開発、製造法が分かるね
https://www.youtube.com/watch?v=ztWsivHGL54

なんたってポルシェ用のピストンだからね

3D CADで熱解析や強度解析も行い

こうやってピストン設計できちゃうんだものね、現代は

3D CADデータができたらSTLデータ等を吐き出し、3Dプリンタで造形する

マシニング(切削)で作ったピストンとはまた違った趣き

3Dプリンタの利点は積層方式なので「中州」とか「中空」も作れること
単なるアルミ無垢材からのマシニング切削だけだと、中空は無理だろう 

ほんとに粉から固めて作るので、砂上の楼閣みたいだ笑

最終仕上げはやはりマシニングを使うね

粉から掘り出す
まるで古墳発掘だ笑 

最終加工を施して寸法検査を行い完成

実際ベンチテストにかけてみて、700PSに耐えることが分かった

まだ箱にはプロトタイプと書いてあるけど
今後金属用3Dプリンタで車バイクの製造方法が変わるかもしれませんね!

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