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2014/05/10

電気自動車とスポーツカーは境遇が似ている

自動車税の季節になってきました

自動車税は排気量別に事細かに分けられてきっちりしている
その段階数、なんと10段階

ちなみにマツダのロータリーエンジンは
RX-7等の13Bエンジンの場合、排気量は1300cc程度だが
1300ccでも高出力が出るので、自動車税の区分としては1.5倍されて
一般的なレシプロエンジンの2,000ccの自動車税と同じ額になる

車の歴史の本を読むと出てくるのが
日本の軽自動車がまだ360ccだった時代に
マツダが軽自動車シャンテに360ccロータリーエンジンを載せて
販売しようとしたら、他の自動車メーカから待ったが出て
つまるところロータリーエンジンの360ccは高出力過ぎるため
軽自動車とは認めない、という多数決判断みたいな形になり
軽自動車のロータリーエンジンは幻となった

このようにきっちりしてそうだが
じゃあ2ストロークエンジンだって同じ排気量だったら高出力出るし
それで税金枠が変えられていたかというと、そんなことはなく
4ストと同じ排気量換算のままです

昨今のターボ車だってNAの2倍位のパワーとトルクが出ますが
これもNAと同じ排気量換算のままです

きっちり合理的に決められているようで
実はその時の気分で決めたみたいな面もあります

このアバウトさは最新の電気自動車の世界でも露呈します
いろんな出力の電気自動車がありますが
どの排気量区分に合わせたらいいか分からないから
今は一律どんなパワーの電気自動車でも
年29,500円の自動車税に統一されているようです

電気自動車・・現時点ではアイミーブとか終息してきてしまって
ちょっとかわいそうです

アイミーブのリリースからの販売台数を
人気車のワゴンRと比べると
こんな少ししか売れてないんです
あまりにも見えなくなっちゃうから
アイミーブだけのグラフにしたのが、右のグラフです
もはや販売台数は年々落ちる一方です

やっぱり電気自動車は「我慢を強いる」車だからねえ
航続距離は短い、充電しようとするとすごく時間がかかる
毎晩接続するのも面倒、とか

なんとなく「車内が狭くて我慢を強いる」スポーツカーと
境遇が似てるかもしれません笑 電気自動車は
スポーツカーの販売台数も上記のグラフのような感じで少ないからね

そんな中BMWが電気自動車をひっさげて日本にやってきた
i3の販売開始です
http://www.bmw.co.jp/jp/ja/newvehicles/i/i3/2013/showroom/index.html

写真は兄貴分のi8

i3の油断ならないところは
レンジ・エクステンダー車に、650ccの発電用エンジンを
積んできたこと
この650ccという排気量は何を意味するのか・・
そう、日本の軽自動車と同じ排気量なのです

しれっと電気自動車というカモフラージュで650ccエンジンを作って
持ってきたけど、実はBMW、日本の軽自動車市場狙ってる?
どんどん勢いを増す軽自動車
軽自動車が増えるとBMWの普通車のセダンが売れなくなってしまうしね

だったら日本の軽自動車メーカも
今のエンジン軽自動車にバッテリーとモーターを追加で載せて
レンジ・エクステンダー車にしてしまえばいいのにね

ハイブリッド車のように複雑なモーターとエンジンの切り替え制御走行
なんていらないから
電池の時は電気の力だけで走って
ガソリンの時はガソリンの力だけで走ればいいから

でないとBMWもi3より小さな軽自動車サイズのi2とか
作って持ってきそうだよ笑

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