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2013/10/23

これが現代のスポーツカーの存在意義か・・

先日の朝日新聞で
「コンパクトカメラ苦境」の記事があった
採算が厳しいので順次コンパクトカメラの生産・販売を
縮小していくとある

ここで超おとなの話をすると
実は各メーカの廉価版モデルというのは
自社で開発、生産していなかったりする

OEM・・下請メーカに開発と生産をお願いし
それに自社のブランドを貼っ付けて売る
そういったケースがままある
そうやって各社、ラインナップを豊富に揃えているんだ

これはデジカメに限ったことじゃなくて
カーステ、カーナビの廉価版の世界だってそうだし
その他の世界、食品の世界などでも
どこでもよくあると思う
表に話が出ないだけだ

OEMすることがいい悪いでなく
これも立派な各社の戦略です

車の場合はさすがにバレバレなので「他社製」と表に出すけどね
トヨタが売ってる軽自動車、ピクシス
どう見てもこれはダイハツ・コンテだろう笑

かのトヨタ2000GTも大半がヤマハの手によるものだしね
ヤマハ博物館のトヨタ2000GT

話を戻して
つまりこのデジカメの場合
ラインナップを減らすとしても
下請への発注を切るだけかもしれない
特に自社の工場稼働には影響がなく
たやすいことなのかもしれない

同じような理屈で
今度は液晶テレビの場合を考えてみよう

これもごたぶんにもれず
有名メーカの廉価版の液晶テレビは
外注メーカ委託品だったりする
外注メーカは黒子のように、液晶テレビを作って納める

昨今は液晶テレビは価格破壊競争でしょう
海外勢に押されて
つまるところ売れる製品というのは
廉価版の液晶テレビのみになる

そうなると有名メーカはどうなるかというと
売れるのは外注メーカに委託している廉価版のみになって
自社の工場で作ってる高級品が売れなくなり
工場を維持するのが厳しくなってしまうんだ

これが昨今の液晶テレビ業界の苦境だと思います
あまり表の記事には出てこないけどね
あらためて言う必要もないけど

おとなの話を続けると
自動車業界は金融ビジネスが最も大きな食いぶちなので
おいそれと他者にその商売を渡そうとしない

いまのり君が大々的に新車男として個人リース事業をはじめた時も
自動車メーカは協力するそぶりを見せなかった
まあ法人リース事業の付き合いもあるのでむげにはできないけど、ね

いまのり君で乗ったプリウス笑
個人リース経験者です、2年間だけ

あげくにはこのいまのりくんプリウスを
トヨタのディーラーに点検に持ってったら
コソコソと、うちにもいまのりくんと同じ設定のありますよ、と
ちまたで一度も聞いたことのない
トヨタ版2年のりかえリースのパンフを奥から出してきた

このトヨタWebにもほとんど載らなかった短期リース設定
ただ単にいまのりくん対策だと思うが
表に出さない理由は、自動車メーカとしては
ほんとは個人の自家用車を借り物のリースとか
カーシェアリングの方向にあまり持っていきたくないんだ
売れる台数が減る恐れがあるから
一家に一台、自己所有、という形を大事にしている
ローンは大いに組んでもらってね笑
頭金なし歓迎ですよもう

もういっちょう大人の話をすると
ランボルギーニもフェラーリもスポーツカーメーカで
独立資本でやってるとこないって先日ちょっと書いたけど

まあスポーツカーは売れる台数限られてるから
採算厳しいんだけど
ロータス部門などは15年連続!赤字なんだそうだ

それでも超大手自動車メーカというのは
スポーツカーブランドを買収するよね
なんで商売苦しいメーカを?
「スポーツカー」というかっこいいイメージがほしいから?
宣伝のため?

建前はそう言うでしょう
しかし本音のところは
これも表に話は出てこないけど
うまい具合に赤字会社を持ってると
グループで「節税対策」になるのです
そういうことなのです

今日はちょっと一般の記事では読めない
おとなの話だったな

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