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2013/10/19

細かいことも、気が抜けない

金曜は勤め先の営業合宿だった
私は会議だけ参加してそそくさと帰宅

雑談の時、前回の合宿の話になったら
真っ先に出てきたのが
会議そのものの話題じゃなくて
「昼食がまずかった」

食い物のうらみは恐ろしい笑
そんなことが第一印象として残るんだ

これと似たようなことが
以前勤め先で大型講演イベントを企画した際
アンケートをしこしこ作って
「以上、セミナーでお気付きの点、ご意見ご要望をお書き下さい」
と聞いたら、書かれたのが
「昼食の弁当がまずい」

それが心に残っちゃうんだ!
それがイベント全体の評価にすらなっちゃうから、恐いよね・・
弁当一つとて、気が抜けない

正直、おごりがあった
無料で弁当出してるんだから、別にどうだっていいだろうと
確かにそれは言いがかりじゃなくて
その年は弁当業者に手抜きをされてひどいものだった

以後開催の時は、崎陽軒の立派な弁当にして
事前の内容(献立)チェックも怠らないようにした
アンケートで書かれることはなくなった

帰り道に、ワイルドグースの二階堂氏が編集した
ヒストリー・オブ・スズキを買いました

お目当てはこれ、スズキのSマーク入り復刻ボルト
おまけに弱い笑

Sマークボルトの歴史だ、へぇ

モノづくり~電子機器の要の一つは
「部品管理」
例えば電子機器は何百という細か~い汎用電子部品の集合体でできてるので
作ってる間にその部品の一つがEOL(エンド・オブ・ライフ)
製造販売中止になる時だってある

そうなったらさあ~大変
小さな部品一つないだけで、電子機器は完成せず出荷できない
後で部品発注してから「もうありません」じゃ製造ラインがとんざしてしまう
いかに部品のEOLを先読みして(カタログ落ちとか)
事前に代替部品を探り当て、設計変更し、部品在庫を用意しておくか?

これはモノづくりの人自身もそう簡単にはできないので
このEOL部品検索専門の業者がいたりする
的確にEOL情報や部品を探してくるんだ、へぇ
モノづくりで部品はけっこう大事なのです

「部品が大事」
これは旧車乗りも経験あるんじゃないかな
部品が欠品すると、乗り続けるのもままなりません

例えばAZ-1(1993年式、20年落ち)の、この窓
飛び石でフロントガラスに亀裂が入ってしまいました・・
あとは氷を割った時のごとくピピピと割れが進行するだけです
車検は通りません(つか危ない)
このフロントガラスが、今ではもう入手困難です
フロントガラスがないと、乗れません
何とか入手して交換したてん末はここ
よかった・・

部品一つの「故障」も気が抜けないのも旧車
例えばこの細~いホース

イスを外して

何をやってるかというと

スペアタイヤも外して・・

やっと出てくるミッドシップエンジンの前側

このタービンを冷やす短いホース
こいつが腐って水漏れただけで
AZ-1の致命傷となるのです!
(AZ-1の持病)
エンジン焼き付かせた人は数知れず
こんな細いホース1本のトラブルで、AZ-1は走れなくなってしまうのです
危機一髪だったてん末はここ

ちなみに上記リヤボンネットご開帳は
プラグコード交換する時に初めて自分で開けました
これもプラグ1本外すの失敗して
エンジンおしゃかにする所だった笑
プラグ1本とて、気が抜けない

とにかく車も、人も、細かいことは気が抜けないのです

昔の人はボルト1本も、大事にしたのでしょう・・

ボルト1本とて、気が抜けません

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