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2013/06/21

第Z感を駆使したカワサキ

木曜は、とある業界団体の会合に出席のため新宿経由で西荻窪へ
このあたりは電車から見ると道路も狭く家が所狭しと並んでいる
駐車場などなし
車にとっては厳しい環境だ

この辺りは建て替えられない家が多い
建て替えられない家と言うのは
家を買ったことがある方は知ってるかもしれないが
現行の建築基準法では
それ以前に建った家は猫の通り道みたいなすき間を入っていく家もあり
そういう家は最早建て替えはできないのだ
(建築認可が下りない)
なのでものすごく年季の入った家が生殺しのように残っているのも事実

幅員がないと消防車が入っていけないという観点から規制されてるのだが
個人的には最新の耐火・耐震構造の家に建て替えさせた方が
よっぽど安全な気もするのだが・・

建て替えられないとどうするかというと
外見は朽ち果てそうだが中身は柱から何から全て新品に入れ換える
ツワモノのリフォームが出現する
もうほとんど新築だが、あくまでリフォーム笑

これは何だか外見は古いが中身は最新の車に似てる笑↓
まあ車の世界は古い車は乗っちゃだめとか規制はないので
恵まれてますね

会合で同じ業界の人達が集まると
なんだかジムニーマニアが集まった時のように楽しい
(マニアと同じかよ笑)
話が通じるからね
ちゃんと業界の発展について話し合ってきましたよ

さてB to Bの世界は質実剛健で
例えば建機などは「かっこいいから売れる」なんてことはなくて
きっちり厳しい目でそれを買ったら投資対効果が出るのか
という観点でモノが売れる

売り方もTVでコマーシャルを流してWebでポチッなんてことはなく
展示会などで顧客と接して、1件1件訪問して説明し注文を取る
オンラインが通用しない世界、それがB to Bの世界

モノづくりの勉強になるかもしれませんね
質実剛健もいいけど、それだけだと
家事だけ完璧な家政婦のミタのように
何か偏っているかもしれません
B to Cじゃ通用しないかもしれません
どうやったら一般消費者のココロに響くか
B to C向けのカチづくりを考えていかないと

そこを逆にカワサキは真摯に考えたから
人のココロをとらえてカワサキ信者を多く増やしたのかも
しれませんね
とにかくカワサキ車のファンは、濃い

きっと二輪部門は川崎重工業の中でも肩身が狭かったと思います
他の重機の部門に
 二輪は小さいな、1台100万~200万の商売かよ」って
思われていたに違いない
だから逆に負けん気の強さが出て伸びたのかもしれませんね

建機の世界から見るとB to Cの世界の車は
甘く見えたかもしれない
「フェラーリはよく壊れるけど、かっこいいからまあいいか」で
済まされるかもしれないけど
建機の世界はそんなユルさはない
フェラーリと同じ世界の車を作り出したんじゃないだろうか

カワサキだって飛行機も作っている関係上
「よくエンジン止まるなあ」じゃ済まされない精神がある

逆にどうやったら人の気持ちを夢中にさせられるか
B to Cの世界は機械を動かさなくても
持ってるだけで満足するんだぜえなんてのは
B to Bビジネスだけやってたら気付かないでしょう

これも普通の五感だけで訴えるのではなくて
第六感、第七感・・最後の文字の第Z感ですかね笑
人を夢中にさせるのは


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