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2012/08/02

良くも悪くも、自由競争

ロンドンオリンピックでは
柔道とか体操で審判の判断が結構問題になってますね
微妙な勝負の時は、どう判定するか、何点付けるか、
審判も迷うことでしょう

これは審判に限らず、普通の仕事でも
どう判断するか、微妙な時があります
その判断いかんによって、その後の業績が
大きく変わることもあります

例えばそれはノキアが7年も前に既に
開発していた、とかね
もしノキアがそれを製品化していたら
結果論かもしれないけど、モバイルフォンの世界や
勝者は大きく異なっていたかもしれない

またオリンピックは、公平な勝負を厳守します
きっちりルールを作って、お互いやましいことを
できなくしている

でもモノづくりの世界の競争は
そういうルールは、あまりない
一言で言うと、何でもありだ
クルマでも複合機でも、売ってるものは
競合他社が作っている製品を買って
リバースエンジニアリングで徹底的に調べ上げる

度が過ぎるとこのように訴えられる時もある
そういう時もあるけど、ではどこまでがセーフで
どこからがアウトか、不明確と言えば不明確
きれいに線引きできるものではない
この訴えたニュースも、さほど大きなニュースに
なることはなく、一部の自国報道が伝えただけである
それはみんなに共感されないからではなかろうか
元はと言えば、君んとこも昔はよそから技術
仕入れたのでは?という思い

線引きが不明確と言えば原付の二ケツもそうだ
ふざけて乗っていたとしても、どこまでが単なる
「定員外乗車」で、どこからが「共同危険行為」なのか、
明確な基準がない
そんな状態で個々にあいまいに判断されて
かたや軽微な2点減点、かたや免許取り消しの上に
2年もの欠格期間と、そんなに大きく刑罰の重みが
変わっていいものだろうか
ええ私だって若い頃原付の二ケツで捕まったことはありますよ
その頃はまだ共同危険行為をふりかざす文化はなかったので
単なる定員外乗車でしたが

それはさておき、商標の世界もやっかいだ
実はうちの国も偉そうなことは言えない
先日欧州で発売された新型ミニ・カントリーマンは
日本で売る時はその名前を使えなかった
なぜなら日本でその名を商標登録した人がいるからである
結局新型ミニは、日本だけ「クロスオーバー」と名前を変えて
売ることとなった
元はと言えば、カントリーマンという名前はこの車のものである
それが、その正当な後継車が使えないのだ

まあ商標や特許取ってなかった方の落ち度と言っちゃえば
落ち度だけど、AppleのiPadも商標問題で苦しんだようですし
いやはやモノづくりは気が抜けないですね

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