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2012/01/07

あまり一般の方は知らない原付の世界

円高になると、悪いことばかりでなくて
バイクの輸入車が安くなる

先月通勤路にできたこの店では
台湾並行輸入のシグナスX系が車両19.7万円だ↓

さすがに10万円台のシグナスX系は初めて見た
私のシグナスX系・台湾GTR125は2006年初頭購入で車両25万円
今でもまだ台湾で改良型が売ってます

よくよく考えると2006年当時は1台湾ドル=4円近くしてたから
これは10万台湾ドルのバイクで40万円してたものが
今は25万円になるわけだから、その位安くなってもいいのか

私は価格よりも性能で選んだ
台湾フルパワー車
そう、台湾は日本仕様のように規制がかかっていないのです

シグナスX系の日本仕様と台湾仕様の違い(2006年当時)
 ・圧縮比(台湾仕様はハイコンプピストン)
 ・CDI点火装置(台湾仕様は回転リミッターなし)
 ・ウエイトローラー(台湾仕様は9g×6、日本仕様は12~15g×6)
ゆえに台湾仕様は加速から最高速まで速い
(まあしょせん原付そんな大差ないけど笑)

ちなみにいいことばかりではない
寒い日本だと全く走らなくなる時がある
(まあ最近はみんなFIなので関係ないけどね笑)
後はトランクマットが敷いてないなど
細かい部分はケチられてる
その他リコール修理などは対応不可と思った方がいい

2006年初頭、買って間もなくの頃のGTR125↓
既にマフラー入ってます笑
まあ並行輸入車でも、丸6年乗って6.7万km走ってくれましたよ(まだ頑張る)

今この状態か↓
だいぶ変わったな笑

原付スクーターは
エンジンパワーアップよりも
ミッションチューンがキモとなります

前車グランドアクシスではこれでもかという位ミッションをいじった

1999~2005年の間乗った、Gアクシス100↓
2ストです、6.66万km乗ったところでピストン破裂しました

ミッションチューンは1gでもウエイトローラーの重さが違うと走りが変わるので
ほんとにセッティング地獄にハマります
1g換えては試走、またミッションケース開けて・・みたいな

ミッションの改造部分はいろいろあります
自分でいじったものは下記になります↓

・ウエイトローラー
  加速の回転を上げたり、下げたりします
  純正3個抜きから1g単位のセッティング変更まで様々試した
  軽くすると高回転で加速はいいが、最高速は軽過ぎて力なく落ちる

・ハイスピードプーリー
  加速の回転を上げたり、最高速を伸ばしたりします
  最初キタコのプーリーを使用し、のちに伊マロッシのプーリーを2回使用

・強化クラッチシュースプリング
  ゼロ発進時の回転を上げます

・強化クラッチセンタースプリング(通称:センスプ)
  加速時の回転を上げます
  だが強過ぎると変速しきれず最高速は落ちる

・ショートプーリーボス
  プーリーの根元のシャフトを若干短くし
  変速領域を変更し、最高速を狙う

その他いじってないものとしては

・ハイスピードギヤ
  ファイナルギヤを交換し、最高速を上げる

・トルクカム
  変速のしかたを変え、加速を速くする

ミッションチューン時の注意点としては
プーリーの取付ネジ自体が、クランクシャフトになる
ネジが緩ければ走行中プーリーが外れてしまい
(1回外れてプーリーがバラバラに破壊しました笑)
きつくし過ぎるとクランクシャフトのネジ山がパーになる時も
(クランクシャフト交換、と大ごとになる)

ミッション内部のイメージ(GTR125)↓

以上、原付でも結構遊べるのです

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