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2019/03/01

ブリーザーホースのメリット、デメリット、考察 その2

今朝は5.7度
5度以上ならエンジン一発でかかる! 

でも今日は雨

帰りも雨
冬の雨は嫌だね^^;)

さておとといマニアックなブリーザーホース(パイプ)のこと書いて
https://blueskyfuji.blogspot.com/2019/02/blog-post_26.html
誰もブリーザーホースなんて興味持たないだろうなと思ったら

予想外の大反響で笑
コメントも色々頂きました
ちょっとびっくりしました

だってブリーザーホースだよ笑
日本国民一億二千万人中、きっと一億一千九百九十九万人位が
「ブリーザーホースってなんすか?」という中

一番人気だよ笑

たぶんこの写真を見て
「あーこれはキジマのモンキー用オイルキャッチタンクっすよ」と分かる人は
日本全国に百人いるかどうか!というレアな世界なのに笑

私のブログを読んで下さってる方は相当ディープな方達だと分かりました!笑
ということでブリーザーホースの続編

ブローバイガスを抜くブリーザーホースのメリットとデメリットですが
メリットは前回のブログ通りですね
デメリットは

オイルが常に外気に触れてるから劣化が早いんじゃないか?と言われる点ですね
確かにそうかもしれない!けど^^;)
クランクケースが密閉してても空気には触れてるので
酸化という意味では同じかもしれない

それよりはむしろ大気開放型は異物混入の恐れがありますね
エンジンブレーキの時は逆に負圧でホースから空気を吸い込むので
砂塵、虫などの吸い込みが可能性として考えられます

また荒天の場合は

雨水の浸入も考えられます
設置には角度など気を付けた方がいいですね
あとは転倒時のオイル漏れリスクとかあるかな

そもそも何で大気開放にするの?

確かにノーマルでブリーザーホースが付いてる場合は
エアクリーナーやインテークマニホールドに戻すのですが
でもそれって人間に例えると
おならをお尻からホースで口に持ってきてるようなもんじゃん笑

にぎりっ屁よりひどいじゃんよ^^;)
精神的に苦痛だよ笑

だから大気開放にするのですが
純正の場合は公害問題や異物混入防止のため
エアクリーナーに戻したり、もしくはケースを密閉します

クランクケースを密閉した方が水が入らなくてよさそうに見えますが

個人的には逆に開放していた方が水分が溜まらないんじゃないか?と思ってます
それはクランクケースも常に圧縮漏れの空気が入るので
エンジンを止めて冷めたあとに結露となって水分がケース内に滞留したり

ガスが燃焼する過程でも水分が生成されたり
もしくは水冷の場合ラジエター液がにじんでくるなど
水分が混入する可能性は考えられます

たまにバイクの個体によってはそれで
エンジンオイルに水分が混じり込み白濁化するマシンもあります
そうなると潤滑にもよろしくないので
そんな時は走行時、停車時、常に大気開放しておいた方が
内部の水分が外に蒸発してくれるんじゃないかなと思ってます

もし密閉され水蒸気も逃げずに高温になったら
蒸気機関車よろしくものすごいケース内圧になって
それこそエンジンによろしくないかもしれません

あとは「水」じゃなくて「ガソリン」の混入ですね
例えば失火の多いマシンだったり
キャブやFI、エアフロが調子悪い車バイクは
クランクケース内にガソリンが溜まったりします

実はまたNinja H2登場するけど
Ninja H2もクランクケース内にガソリンが溜まりやすいマシンです

過給機付き車はアクセル全開のあと、膨大な熱量を気化熱で冷やすために
アクセルオフの無点火であってもECUがガソリンを吹きます

Ninja H2Rがアクセルオフで火を吹くのもそのためです笑
(冷却用の生ガスが排気管側で自然着火している)
https://youtu.be/1Q3Qg43r2w8

冷却用の生ガスを吹いてるのでクランクケース内にガソリンが流入するという症例が
H2OCの中でも出ています
ガソリンがオイルに混ざってオイル量が増えると
もし大量になった場合はオイルのオーバーフロー
ピストンのカウンターハンマー(ウォーターハンマー)現象等の恐れも出てきます

これもなるべく走行中に大気開放して気化霧散したいですね
ガレージ内とかで気化するとちょっと恐いですが^^;)

ガソリンの蒸発になるとキャニスターによる浄化装置とかありますね
(ガソリンタンクの気化したガス用)
確かこの白いボックスがGTR125のキャニスター浄化装置です

ということでいろいろ、ピストンの裏においても
舞台裏の攻防がありますね笑

8 件のコメント:

  1. 久々のコメ書かせていただきます。

    ブローバイについて気軽に「大気開放」をお話しされていますが、4輪ですと、レースはともかく、ナンバー付きの昭和47年以降の車両において、ブローバイの大気開放は、NGです。
    私の部署は改造車が多いので、たまに大気開放の車両がお見えになりますが、発覚した時点で、整備作業は丁重にお断りしています。もしくは、適正に戻すのを条件に受付しております。
    多分、全国のディーラー、認証工場、指定工場でそうだと思います。

    ブローバイガスは、生ガスの「HC」や触媒を通過していない排ガスになりますので、そのまま大気開放は、公害のまき散らしになるので、当然ですが「車検」もNGです。

    ただ、オイルミストも含まれるので、そのままインテークに戻していると、吸気管内がオイルでドロドロになり、パイプとホースのつなぎ目からにじんできたり、過給機付きの場合、オイルによりホースの締め付け部が滑ってしまい、ホース抜けが発生します。
    なので、オイルセパレーターや、キャッチタンクで、オイルのみ分離して、残りのガス成分は再度燃やすということをしています。

    多分排気ガス対策については、2輪業界も同じだと思いますので、「大気開放」は、車両には良いことでも、社会生活の観点で見るとNGということで、ご承知おきいただければと思います。

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    1. ご無沙汰しております。確かにその通りですね。
      ブローバイガスは触媒を抜いたマフラーと同じく環境にはよろしくないですね。
      逆に触媒付きのマフラーと同じく、ブローバイガス放出用の触媒などがあるといいかもしれませんね。

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    2. 年式によります。
      主のゴリラは待機解放OKなはずです。

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    3. なるほど、昔の車は触媒なしでも車検が通ったりするので、年式によって扱いが違うというのは有り得ますね!参考情報ありがとうございました。

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  2. 職場の人で自転車で済むくらいの距離をスクーターに乗っていく人がいるのですが(笑)、そのスクーターのオイル交換を手伝ったら見事に入荷したオイルが出てきました。
    初めて見たので調べてみると、やはりエンジンの中の結露が原因の様ですね。
    あのオイルを目の当たりにすると劣化したって空気に触れていたほうが良いと思いました。仰る通り、エンジン内でも空気には触れている訳だから大した問題ではないと僕も思います。
    あと、大気開放による異物混入は、ワンウェイバルブをつける事でなんとかなるんじゃないかと思います。僕は使う予定です。
    どうなるか楽しみです(笑)

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    1. オイル乳化してましたか^^;)。
      ちなみにジムニーは水中を走るとデフの空気穴から水が入って
      デフオイルが乳化します^^;)。そこでデフの空気穴にも
      ブリーザーホースを付けて水の浸入を防ぎ、乳化を防いでます^^)

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  3. ノリさんのコメントに便乗するようですが、オイルの乳化は以前乗っていたアドレスV50で経験したことがあります(´Д` )
    オイル交換は店で3000kmごとにやっていたのになぜだ…もしかして元からこういうオイルなのか…?と悩んでいたのを思い出しました…w
    その当時調べた内容だとやはりチョイ乗りばかりなのが原因らしく、オイル内の水分が蒸発するほどオイルに熱が加わらないため、と見た覚えがあります。
    それ以来シグナスに乗り換えてからもオイルチェックは定期的にするようになり、オイル交換も自分でやるようになって普通のオイルが出てくることに感動していたりしますw
    確かに述べられている転倒時、雨水や洗車時、あとオイルミストとして放出されることでオイル不足になる可能性も?と改めて考えるとリスクも多そうですね。
    現状オイルに不具合がなければ安易に行うことでもないと思えてきました^^;
    空気で劣化の件はお世話になっている店主に伺ったことでしたが、もしかしたら雨が混じって乳化するぞ、という意味だったのかな…という気もします←
    長くなってしまいすみません。そして考察いただき勉強になりました、ありがとうございます!

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    1. やっぱりオイルが乳化することが結構あるんですね~。皆さんからコメント頂き、私も参考になりました。お店からするとブローバイガス放出は世間的にはあまりやってほしくないカスタムなので、優しく遠回しにデメリットを伝えたのかもしれませんね!^^)。

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