バイクにとっては助かるような、物足りないような・・
いま車バイクの技術が世界的に注目されてます
アメリカの家電見本市コンシューマ・エレクトロニクスショーも
日本の家電見本市シーテック・ジャパンも
家電そっちのけで自動車関連の技術が主役になったほど
(写真は東京モーターショー2015)
Ninja H2もデビュー当初から技術の塊りでした
ABSでフロントは滑らないし
トラクションコントロールでリヤも滑らない
そして電子制御スロットルです
その他オートシフトアップなど
さらにNinja H2は技術革新の過渡期のバイクでもありました
翌2016年モデルではアシスト・スリッパー・クラッチという軽いクラッチが出て
http://ninja-h2.com/h2.html
最新の2017年モデルでは6軸センサーコントロール
毎年変貌を遂げました
まああまりそういう最新技術だけなら響かない我々バイクおたくですが笑
事実私も前車ZX-12Rは、脇目も振らずに11年間乗りました
パフォーマンス的にも割と優れてたので
特に他のバイクがほしいとも思わなかった
でもそれじゃ新車を売るバイクメーカは商売になりません
どうやったら振り向かせることができるでしょう?
今にして思うと、300PSのNinja H2Rのインパクトは大きかったですねえ
カワサキも思い切ったことをしました
公道を走れないバイクを出したのですから
レースのためでもない、バイクの魅力のために
過給機付きのバイクというのがパラダイムチェンジです笑
そのイメージ作戦は成功しました
ZZR1100、ZX-12R、ZX-14Rに長く乗ってたバイク通の方が
皆Ninja H2を買いました
カワサキ車全般の人気も上がりました
ではカワサキはそれでライバルメーカに販売台数で勝ったのでしょうか?
カワサキの国内販売台数の実数を見てみましょう(全軽自協統計)
うーんどちらかというと伸びてないですねえ
Ninja H2の登場以降の2015年5月以降を見ても
カワサキの新車台数が伸びてる傾向はありません
まあ二輪の新車全体が伸びてないので、仕方ないですけど
(急伸のヤマハを除く)
Ninja H2自体は今、過給機付きのバイクという意味では
他のメーカにライバルが存在しない孤高の存在ですが
もしかするとNinja H2というか、カワサキの新車のライバルは
カワサキ自身の旧車なのかもしれません
漢カワサキは、過去の名車がたくさんあります
職人さん達が1台1台極上に仕上げ
その価格は新車のNinja H2以上にもなります
それでも売れるのです、これだけ流通するのです
旧車の魅力は計り知れません
私達ユーザは、新車でも、旧車でも、
いいマシンで楽しめればどちらでもありですが
バイクメーカはそうはいきません
四輪メーカと違って中古車ビジネスを持たない二輪メーカは
新車が売れないと厳しいのです
軽二輪だけの比較になりますが
バイクの新車と中古の販売台数推移を見てみましょう
毎年中古の台数の方が多いです
しかも昔は中古の半分位の台数の新車を売ってたのに
昨今は新車は中古の3分の1程度の台数に減ってます
旧車、中古の魅力おそるべし
バイクメーカであるカワサキはそんな状況も見て
Ninja H2とH2Rというバイクを頑張って出し
過去の名車オーナーを振り向かせるブレイク・スルーにしたかったのかもしれません
まあそんなNinja H2もデビューから早や2年近く経とうとしてます
Ninja H2 3型の登場をもってそろそろお役御免かな?笑
また、次なるカワサキの新型バイクに期待です
じゃないとまたみんなNinja H2に長~~く乗りますよ~笑
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