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2015/10/24

自動車開発の概念を変えたい(Ninja H2のECUマップを変えたい笑)

金曜は勤め先の営業合宿で御殿場に行ってました
下期がはじまります

さて今やこのシグナスXも電子制御で走ってます
(フューエルインジェクションマップ)

「バイクを生かすも殺すも、ソフト次第」
Ninja H2は最もパワーの出る11,000~13,000rpm領域を
電子制御スロットル開度6~3割に強制的に絞られます
(パワーリミッター)

たったソフトのマップだけで

いつの頃からか車バイクも完全にソフト制御になったのだけど
懸念点が一つ
ハードの「モノづくり」と、プログラムの「ソフトづくり」の違い

「ソフト開発」の世界は
「ハード開発」の世界から見ると信じられないかもしれないが
「不完全なまま」発売する
(極論言うとね)
(写真拝借)
熟成不足な点があったら、後日Version Upで対応する
WindowsとかのOSソフトもそうかもしれませんね

対してハードは信頼性が第一だから
熟成後「一発完動」モデルで発売する
そもそもバージョンアップなどという考えは無い
どっちが正しいか?
何とも言えません

例えて言うとソフト開発ビジネスは
歌手や俳優に近いかもしれない(は?)

松田聖子さんは18歳のデビュー当時まだ未熟だったかもしれない
https://www.youtube.com/watch?v=G9LyxmzSlps

もちろんそれから経験を重ね立派なベテラン歌手になりましたが
https://www.youtube.com/watch?v=q4s1kxuHxrE
決して10年、20年・・と訓練を重ね、ベテランになってから
ようやくデビューしたわけではありません

それでは歌手としての「商機」を逃します
「育てながら」「成長しながら」対応していくのです

今や車バイクは「ソフト開発」のような世界になったのだけど
次世代自動車クラスになると
プログラムのソースコードが数千万行記述されてます

車バイクの主要技術の変遷(勝手に)

第1世代)内燃機関の発明
第2世代)フォードの大量生産技術
第3世代)メカCADによる機構設計
第4世代)エレキCADによる電子回路設計
第5世代)組込ソフトのプログラム設計

しかしいまだに車バイクはハード開発に依存する
非更新モデルで開発、販売がされてます

これが時代にそぐわない、んじゃないか?

IoTとかIndustry 4.0とか声高に叫ばれてる今
それより先に車バイクをVersion Upリリースモデルに
した方がいいんじゃないか? というのが個人観です

けっこうモノづくりには言いたいことがあって笑
車のモジュラーデザインでモジュール共用とか
かっこいいこと言う前に

バッテリーの規格や大きさを統一しろよ!とか笑
なんでこんなにゴマンと色々種類があるのって
ここ統一する方がよっぽど簡単な気がするのだが
そこはおざなりなんだよね笑

まあ車バイクをVersionUpモデルにしたいのも
このバイクのマップを顧客要望でメーカに書き換えてもらいたいだけです笑

こんな感じに(フルパワ~)

いま車バイクは形式認可の関係で
VersionUp更新で他の仕様にはしにくいのでしょう

ここをソフトビジネスモデルに対応する柔軟な考えは
今後・・出てきますかね

これから自動運転、ロボティクス・・そういった時代になっていく時に
弊害とならなければいいですね

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