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2014/10/30

孤高のカワサキの魅力を考えてみる

日曜の痛車記事に続き
今日の朝日新聞夕刊の記事も車バイクネタです笑
いーよ朝日新聞
若者の車バイクのサブカルチャーを取り上げてるね

最近正直気になってるのは
カワサキの新型バイク「H2」「H2R」
ティザー・ムービー・サイト↓
http://www.ninja-h2.com/

バイクの世界では今までにない技術の
スーパーチャージャー(過給機)付きのバイク
どんな走りなんだろう・・

普通の1,000ccバイクだって激速なのに
そこにスーパーチャージャーって・・

ヘッドライトは中央一灯の「モノアイ」の可能性が高いと
今月号のヤングマシンより、迫力の一灯↓

私のシグナスXも中央一灯笑
私が好きなのは「ドムのモノアイ」です
(機動戦士ガンダム)

H2は間違いなく世界最高峰のバイク
車で世界最高峰は普通のサラリーマンじゃ買えないけど
バイクならちょっと頑張れば買えるんです

この歳(もうすぐ50歳)でそんな激速バイク買ってどうすんだって?
バイク乗りとして、最後の花道を咲かせてやろうと思って笑
一度きりの人生

来年3月の東京モーターサイクルショーは
間違いなくこのH2が一番人気をさらうだろうね

カワサキ(川崎重工業)は他のバイクメーカと一味違う
他のB to Cのコンシューマ向けのバイクメーカと違い
川崎重工業は基本はB to Bの企業向けビジネスの会社だ

実に売上の77%が、B to Bビジネス
(船舶海洋、電車、航空宇宙、ガスタービン、プラント、建機)
なんのために一般消費者向けのバイクを売ってるのか?

目的は「だけじゃないテイジン」「ミラバケッソのクラレ」と一緒
B to B企業の企業CMだと思うわけです
カワサキのバイク事業は

だから企業としての知名度が上がれば
量産車で頑張らなくてもよい
ゆえに「鉄のギヤ」の無い量産スクーターは作らない信条

そしてイチオシのNinjaシリーズは日本で正規に売らない
実にこの赤丸すべて輸出専用バイクです

私の乗ってるコイツも(ZX-12R マレーシア仕様)

基本は大型高級バイクのみで勝負
四輪で言う「ポルシェ」みたいな企業です

「世界最速」「世界最高出力」技術には全身全霊をかけてきます
(ZX-14R)

ふつう自動車メーカのターボは
タービンを三菱重工業やIHI(石川島播磨重工業)から買ってきます

しかしカワサキH2は自前でタービンを製作
間違ってもガチ競合の三菱重工やIHIから買って来ないだろう

また昨今のダウンサイジングターボブーム用に
タービンの外販も狙ってるのかもしれません

しかしそんなに速いバイクを作っても
伊豆スカイラインで捕まるだけ?
必要のないパフォーマンス?

いや、マーケティング的には
「いかに必要のないものを、人々の心を捉えて、売るか?」
という高度なことをやっているわけです

B to Bの質実剛健の世界だけでは体験できない
「魅力」という価値の追求

えてしてB to Bの産業機械は
感性的なデザインとは無縁ですが
(機能デザインこそ全て)

カワサキはバイクビジネスを通して
才色兼備」を目指します

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