ページ

2014/04/15

Un-Cost-Up Design

昨日CRM250R乗って思ったこと

・軽さは安全になる

このシグナスXは、乾燥重量110~115kg位
おじさん古い人間だから「乾燥重量」で言うよ
(昔はみんなそうだった)
最近の「装備重量」ってのが感覚がよく分かんない

CRM250Rも、乾燥重量115kg位、超軽量

ZX-12Rは、このテのバイクにしちゃ軽い方だけど
乾燥重量確か210kg

そして自身一番重かったバイクが
V-MAXの乾燥265kg
そう、CRM250Rの2台分以上の重さがあります笑

と色々な重さのバイクに乗りましたが
軽いバイクの方が滑る心配がなく、安心して走れる

これ、重量が増せば増すほど
タイヤのグリップ力に頼った走り方になります

軽いと、タイヤに頼らなくとも遠心力があまり働かず
軽々とクリアします

これは、止まる時も一緒
軽い方が、タイヤに負荷がかからず
安全に止まることができます

たぶん60km/hからの急制動なら
重たいZX-12Rよりも、軽いシグナスXの方が
早く短距離でピタっと止まるんじゃないかな

よって軽い車などを設計することは
安全につながると思う
(もちろんそれで衝突安全性が落ちては
 元も子もないけど)


・省燃費を目指すなら、人間を信用するな笑

このCRM250Rの古風なVM式キャブ
発進の際、このキャブのアクセル開度が非常にシビアで
アクセルを開け過ぎるとモモモとカブったようになり
アクセルが少な過ぎるとバババと不完全燃焼みたくなる
ちょうど回転に見合ったアクセル開度を常に自分で調整しないと
スムーズに走らないんだ

これがもう最近の車バイクに乗ってると
アクセルワークがだれちゃって
(どんな開け方でも走っちゃうから)
この私でさえ(なにこの言い方!)
すごくラフでダルいアクセルワークになってることに気付く

まあしばらくCRM250Rに乗ってると
アクセルワークも慣れてスムーズに走らせることができるんだけど

つまり最近燃費競争でコンマ1kmの距離を気にするような車なら
もう人間のアクセルワークに頼らない方がいい

アクセルじゃなくていっそのことボタンにし
ボタンを1回押すと、発進からふつうに60km/まで加速するボタン
最高効率の燃料噴射で
とか、機械まかせにした方が
うんと実燃費を稼げるんじゃないだろうか
アクセルレスの、フルオートクルーズカーみたいな
そんな気がした


・「コストダウン設計」でなく「非コストアップ設計」が正しい

とまあ前項でも何でも電子制御でやろうとしてるけど
その設計は大変なものになります

たぶん昔の車ってのは、メカ設計や意匠デザインくらいしかなくて
ECUも積んでなけりゃ
ハーネスもライト点ける位だから
銅線切ってその辺這わせとけ位の扱いだったかもしれませんが

今時の車は、これだけの高度な設計をこなさないとなりません
(設計量のイメージ)
今後ますます組込ソフトのソースコード行数は多くなり
それとともにトータル設計コストが
うなぎ登りに上がっていくままじゃ
近い将来大変なことになってしまいます

どこかで食い止めなければならない

それがCADを使った短納期設計だったり
モジュラーデザインでメカ設計部分のコストを抑えたりして
トータル設計コストを未来永劫上昇しないようにしたい

そんな感じの方が適切なんじゃないでしょうか?
「Un-Cost-Up Design」
英語合ってる?笑

以上、古いシンプルなバイクに乗って
今時の車バイクをそんな風に感じました


0 件のコメント:

コメントを投稿