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2014/01/07

諸刃の技術

若者の車離れとか叫ばれてる昨今ですが
なんだかんだ言って台数売れてるよね
昨年はどの自動車メーカも調子よかった

もし車離れがあるとしたら、その元凶はまさしく
新しい技術のIT娯楽のせいだと思うが
人々はだいぶそっちに投資するようになった
(プロバイダ料、スマホ利用料など)
新しい技術ってのはやっぱり強い

でも車も戦後の昭和にそうやって新しい技術として台頭して
今までの技術や文化を食っちゃったのも事実
例えばそれまで人の移動はローカル電車だったと思うが
自家用車が普及するにつれローカル線の客を奪い
廃線に追い込んだ
ここの資料の2つ目のグラフが分かりやすい
自家用車の普及と鉄道の衰退の分岐点は昭和54年

昨日読んだ本「トヨタ対VW」で思ったことは
自動車メーカは非常に激しい戦い~販売競争をしてること
さながら「血の出ない戦い」を繰り広げている

そしてその戦場は既に国内にあらず
世界をまたにかけた戦いになる
言葉は悪いけど「世界大戦」をしてるようなものだ
自動車メーカ同士の合従も多く
連合、同盟を組むのも当たり前

こういった企業と付き合う方も
世界を視野に入れないと付いていけないね・・

昨今調子のいいVWですが
日本でもゴルフがカーオブザイヤーとったりしてね
でもへこたれた時があったそうだ
それは長らく人気を博したあのVWビートルの後に訪れた
あまりにも長く旧来の車に依存し過ぎた結果
技術開発力が遅れ、他社に先行を許した
人々は新しい技術が好きなのだ
そういえば私の好きなオールドミニも
30周年だと祝ったすぐ後にローバーが解体されたっけ・・
いや、モデルチェンジサイクルが長くても人気がある車というのは
開発コストが低減できてほんとは強いはずなんだけど
それだけじゃあだめなんだね・・
一長一短あり

今乗ってるジムニーも
1998年のモデルチェンジから早や16年!という
異例の長さのモデルですが
(そういう車が好きなの?笑)
それだけに甘えてちゃあだめなんだね
新型ハスラーは必然かもしれない

自動車メーカはまだ新しい目標がどんどんできていいね
従来型の内燃機関車から
電気自動車、ハイブリッド車、PHEV車、燃料電池車、自動運転カー、・・
目白押し
家電業界の方はTVや携帯電話が苦境になった今
新しい屋台骨が見えないものね

さて今のところ最終目標の自動運転カー
(完全自動運転の自律航法カー)にもしなったら
車が電車のように使われる世界に戻るのかもしれない

かつこれは実は都会向けの技術ではなくて
地方の郊外向けの技術なのかもしれない
冬休みに栃木の農村へ行って思った
まだ1両編成のローカル列車が愛用されてるんだ
地方の車を運転できない人、子供とか、ご老人は
それが重要な足となる
完全自動運転カーができれば子供でもご老人でも乗れる
また自動運転制御は都会よりもすいてる地方の方が
制御しやすいでしょう

新しい技術というのは
人々の生活を豊かにして
人々の仕事や雇用を生み出してきたのかもしれないし
(第二次産業はまさしく技術の賜物)
逆に新しい技術は人々の仕事を奪ってきたのかもしれません
今は車の組み立ても自動ロボットが
疲れることもなく24時間絶好調で動いてます

自動運転カーが確立したときも
いろいろな人間の仕事を奪うかもしれません
タクシー、運送、etc.

でも総じて新しい技術の流れは必然で、否定できない
人間の宿命かもしれません

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