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2013/10/26

黄色いナンバーの別世界

うはー最近仕事で朝帰りが普通になってきた笑

そんな時でも主を待ち続ける、シグナスX
こいつがあれば終電など関係ない笑
頼りになるやつだ

こないだ買ったスズキの歴史の本を読んだところ

スズキの歴史は「織機」(しょっき)から始まっていた
へぇ

これは実は「トヨタ」と同じだ
トヨタは今でも「豊田自動織機」という名の会社がある

日本は昔「紡績の国」だったらしく
戦後の高度経済成長期を描いたドラマ「不毛地帯」でも
繊維産業の話がけっこう出てきた

しかし絶対的数値から見るとその後繊維産業は衰退し
その就業者数も、日本の総就業者数の推移に比べ、ガクンと減った
結果論だけど
スズキやトヨタは、繊維機械に見切りをつけて
軸足を自動車に移しておいて、よかったね
ビジネスを持続することができた

このように自動車業界は
一つの産業がなくなることを身を持って体感している

だから、販売のしかた、販路独占のしかた、
製造者独占のしかた、工業会による統率、
部品メーカとのピラミッド構造、政府との関係、
商売の維持のしかたなどに、すごく敏感で、へたは打たない
そんな感じがするね、他の業界に比べて

意外と戦略は難しいよ

日本の電機メーカが
総花的に総合電機メーカっぽくやってた時は
「ムダな事業が多い」なんて評論家にケチ付けられて

選択と集中で事業を絞った時には、今度は
「保険となる他の事業がない」なんてツッコまれて
まさに言いたい放題笑

スズキとトヨタの路線がちょっと違うのは
トヨタは大きな車の方に行った、軽自動車は作らない
管轄は日本自動車工業会(JAMA)
スズキは小さな車の方に留まった、大きな車はあまり作らない
管轄は全国軽自動車協会連合会(全軽協)
同じ車とて、実は世界が異なるんだ

昔は「軽自動車免許」なんてあって
運転免許も区別されてた位だ

自動車の販売台数発表も、つい最近までは
JAMAと全軽協が別々に発表するもんだから
実際車両としてどれが月間販売台数1位か、分からなかった

ちまたではよくトヨタのカローラが何十年も販売台数1位を
守ってたと言うが、実は軽のワゴンRの方がいっぱい出てた時もある

最近はようやく「発表がおかしい」と言われはじめて
JAMAと全軽協が統合して発表するようになったけどね

車の税金も、今まで普通車と軽自動車で全然違ってた
これもどうやら均質化される方向のようです

同じ「自動車」だが「別の世界」
製品戦略も変わってくる

普通車は排気量も車両寸法もある意味制限がないため
製品種類はバラエティに富む
いろんな排気量のエンジンがあったり
いろんなサイズのシャシーがあったり

対する軽は排気量も寸法もキッチリ決められているため
(660cc、全長3395mm×全幅1475mmまで)
とにかく1種類の660ccエンジンを全ての車種に使い回す
全部ベースは同じ寸法のシャシー、など
昨今流行りのモジュラー・デザインを地でいっていた

いわゆるバイクの世界で660ccのバイクしか存在しないような
かなり特殊な世界である

その非常に限られた「レギュレーション」の中で
魅力ある製品を作る・・
例えばホンダのS660のような新コンセプトカーを作るのは
バリエーション展開する余力が残ってて、楽なのか?

はたまたがんじがらめの中で相当キツいことなのか?

どっちなんでしょうね

欧州のISO規格にも準拠しない笑、日本の軽自動車規格は
今後どのような道を歩むのでしょう

興味津々です
軽マニアとして笑

土曜も休日出勤かな~

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